東アジアE―1選手権(19~27日)の代表に選ばれた横浜FMのFW宮市亮が13日、オンライン取材に応じ、久しぶりに日の丸を背負って戦う大会へ「いろんな感情を代表期間にぶつけたい」と、意気込みを口にした。
宮市はザッケローニ監督が率いた2012年以来、19歳でデビューしてから約10年ぶりの代表復帰となった。「代表の距離は正直、遠いものだった。選ばれてうれしく思うと同時に、責任感がすごく湧いてきた」と率直な気持ちを口にする。度重なるけがなどを経て、代表復帰したことについて「ここまで引退も考えて、代表に選出される人のコメントやプレーを見る中で、代表に戻れるってよりも、そんなことを考えることすらできなかった。リハビリで毎日歩いて走れるようになって、ってことばかりを考えて。本当に選出されてうれしく思う」と自身の歩みを振り返った。
カタールW杯に向けて、国内組のみで臨む今大会は貴重なアピールの場になる。「狭き門かもしれないけど、自分のプレーを精いっぱい出したい」と意気込み。そして、「自分一人の力では絶対に来られなかった場所。キャリアを通じてけがをすることも多くて、ベッドの上から日本代表をながめることも多かった。支えてくれた人たちすべてに感謝して、プレーで表現したい」と、その思いをピッチで示すつもりだ。