◆第104回全国高校野球選手権岩手大会▽1回戦 江南義塾盛岡―盛岡中央(12日・岩手県営)
プロ注目の右腕、盛岡中央・斎藤響介投手(3年)が江南義塾盛岡戦に先発すると、3イニングをパーフェクト投球。8三振を奪う圧巻の投球を披露した。
広島、西武など5球団のスカウトが視察する中、斎藤が三振の山を築いた。初回、たった6球で2三振を奪うと、3者連続三振。2回先頭、一ゴロを許したが、3回まで5者連続三振。最速は150キロを計時し、自己最速を1キロ更新した。
視察した西武のチーム統括部・編成グループの潮崎哲也ディレクターは「初めて見ましたが、いい投手であることに間違いはない。あの体で150キロですからね」と驚いた様子。177センチながら自己最速タイの149キロを5回計時。3回2死無走者で、最後の打者を150キロ直球で空振り三振に仕留めた右腕を評価していた。
試合は盛岡中央が初回に2点を先制。2回にも2点を加えると、3回には9点を奪取。4回を終えた時点で、盛岡中央が15―0でリードしている。