雪印メグミルクスキー部は9日、札幌市の荒井山シャンツェで「札幌ジャンプ少年団」を対象にジャンプ指導交流会を行った。札幌市との共同事業で今回が初開催。98年長野五輪ジャンプ団体金の原田雅彦総監督(54)は「念願だったイベント。選手からのアドバイスは将来に役立つことばかりなので、その言葉を忘れず頑張ってほしい」と笑顔で話した。
イベントには小中学生22人が参加。実際に選手も行っているウォーミングアップやジャンプのコツを伝授された。冒頭の自己紹介で「どうも小林陵侑です」と笑いを誘ったのは、同少年団OBで北京五輪日本代表の佐藤幸椰(27)。指導後は「懐かしく感じました。純粋にジャンプを楽しむ気持ちを思い出させてもらったし、一日でも早く同じ舞台で争える選手が出てきてくれたらうれしい」と後輩たちにエールを送った。(堀内 啓太)