◆第104回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽2回戦 西脇5x―3津名 (9日・ベイコム)
津名が初戦で敗退した。プロ注目の4番・佐藤希興捕手(3年)は4打数1安打に終わった。
1週間前に体育の授業で右の人差し指を全治2、3週間の骨折。「プレーに影響はなかった」と初回1死一塁の場面で右前安打を放ったが、以降は快音響かず「素直に悔しい」と振り返った。
昨秋地区予選では東播磨から4つの盗塁阻止。「ピッチャーを安心させられる捕手に。俺に任せろと声かけができるようになった」と自信につなげた。今後は大学進学を予定しており、「チームの要、リードできる選手になりたい」と佐藤。4年後のドラフトを経てのプロ入りを目指す。扶川貴則監督は「この4月に急成長した。これからたくさん経験して。原石として可能性が高いので」と期待を込めた。