ナイツ塙「ヤホー」で急上昇中「若隆景は千代の富士っぽいんですよ」…“お笑い番付”も発表

スポーツ報知
両手を広げ、掌(てのひら)をかえす塵手水(ちりちょうず)の動作をするナイツ塙宣之(カメラ・堺 恒志)

 人気お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(44)は、年に3回行われる両国国技館開催の本場所を毎回観戦する好角家だ。独特の相撲の楽しみ方や、“お笑い番付”、今後の角界への期待を語った。(取材・構成=竹内 夏紀)

 大好きな相撲のことになると、十八番(おはこ)の言い間違えるボケも影を潜める。塙が相撲にハマったのは小5。横綱・双葉山の69連勝に挑む横綱・千代の富士によって、あっという間に引き込まれた。

 「僕は昔から数字や記録が好きで、異常に覚える子供でした。初めて中継を見たときは相撲を知らなくて、最初は『何これ、ドラマ?』と思いました。そこで千代の富士が30何連勝中と知り『この人が一番強いのか。あしたも見よう』となった。どこまでいくのかが楽しみで結局、53連勝。完全に相撲に引き込まれましたね」

 塙少年の楽しみ方は一風変わっていた。

 「テレビの音量、実況を消して見ていました。決まり手を聞くと面白くないので1人で予想し、しばらくしたら答えが(テロップで)映るので、『よっしゃ当たってた!』みたいな。大体、押し出しか寄り切りなんですけどね(笑い)」

 相撲が好きすぎて話は“脱線”。師匠として3人の弟子を抱える“塙親方”は、ついつい考えてしまうという「お笑い番付」について力説した。

 「横綱はさんまさん、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン。その下にごっつい大関の東野(幸治)さん、今田(耕司)さん、(千原)ジュニアさんがいる。サンドウィッチマンは綱取りだけど、上が強過ぎて上がれない。東大関がサンドウィッチマン、西大関が千鳥。関脇はオードリーで、西がかまいたち。面白くて話すと止まらないですよ、これ」

 土屋伸之とのコンビ結成からは21年。「ヤホー漫才」で大ブレイクし、現在はM―1の審査員を務めるナイツの地位は?

 「これはリアルに前頭筆頭ぐらいです。ただ幕内までなることがすごいのを分かってほしいですね。M―1の決勝=十両昇進。角界は十両に行けば、すごい強いですから。(21年決勝最下位の)ランジャタイは十両3枚目ぐらいかな」

 知識豊富な塙の「ヤホー」で“急上昇”の注目力士は―。

 「若隆景ですね。180センチながら、131キロと軽量。ヤバいですよ、相当強くなりそう。立派な大関候補。そして若隆景は千代の富士っぽいんですよ。体形も似てるんです! 間違いなく注目です!」

 受け継がれてきた伝統も大相撲の魅力だという。

 「昔から全然変わらない。土俵入りは化粧まわしを締め、かしわ手などの所作をする。あれをビッグボスの新庄(剛志)みたいな力士が現れて、急に変えたらヤバいですから(笑い)」

 名古屋場所は10日に初日を迎える。これから相撲を観戦する人へ、大切にしてほしいのがその世界観だ。

 「生で見ると臨場感、雰囲気がいいんです。(相撲は)寄席と少し雰囲気が似ている。漫才はストリートでもできるけど、舞台の上でセンターマイクを置いてやる空間が最適。演芸場に来た人も、やる人も視覚的にいい感じになる。相撲もまさにそう。芸術作品ではないけど、こう舞台栄えするというか、かっこいいセットみたいな。その世界観を味わってほしい。やっぱり両国国技館、会場に足を運んでほしいですね」

 〇…大の巨人好きで松井秀喜氏のファンの塙は、松井氏の遠縁で東三段目14枚目・豊雅将(本名・松井拡樹)の存在に「いいですね。松井も昔は相撲やっていましたもんね」と興奮気味。塙自身も、いとこが元ヤクルト・八重樫幸雄氏の親戚と結婚、球界のレジェンドと遠縁という共通点がある。「体格が似ている豊ノ島(井筒親方)が部屋付きでいるので、いい環境。これは強くなると思う。今度朝稽古を見学したいですね」と話した。

 ◆塙 宣之(はなわ・のぶゆき)1978年3月27日、千葉・我孫子市出身。44歳。漫才協会副会長。2001年土屋伸之と「ナイツ」を結成。03年漫才協団(現・漫才協会)漫才新人大賞。08年お笑いホープ大賞THE FINAL優勝&NHK新人演芸大賞。M―1グランプリでは08年から3年連続決勝進出。THE MANZAI2011準優勝。18年からM―1審査員を務める。20年4月、ユーチューブチャンネル「ナイツ塙の自由時間」を設立。172センチ、69キロ。

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