◆JERAセ・リーグ ヤクルト―阪神(8日・神宮球場)
この日、1軍に初昇格したヤクルトのドラフト3位・柴田大地投手が、2番手で登板し、1軍デビューを飾った。
0―3の7回からマウンドへ。先頭を三塁への内野安打で出塁させると1死一塁から、青柳がバントを試みた打球を二塁に悪送球し、一、二塁とピンチを広げた。続く1番・中野に二塁への内野安打を許すと、2番・島田に左前適時打を浴びてプロ初失点。1死満塁で迎えた4番・佐藤輝には、150キロの直球で果敢に攻め、最後は140キロ変化球で空振り三振を奪ったが、打者一巡の猛攻を受けて、1回5安打5失点。勢いづいた阪神打線を止められなかった。
「持ち味のまっすぐやスプリットなど、全球種をつかって、勝負していきたい」と話していたルーキー右腕だったが、悔しさを残すほろ苦デビューとなった。