希望は、はかなくついえた。7番手・ビドルが愛斗の決勝弾に沈み、延長戦は4連敗。中嶋監督が「ホームランですかね。3本。全部が全部、防げたとは言わないですけど…」と4時間9分の激闘を落とし、この日の3被弾を悔やんだ。
5失点のうち4失点が本塁打によるもの。先発の宮城も3番手・本田も、勝敗を左右する一発を浴びた。「苦し紛れになってしまったのかな」と監督は指摘。8回に追いついた野手も、9回から4度のサヨナラ機で凡退。借金4に膨らみ、首位のソフトバンクとは8ゲーム差に広がった。
光明は杉本で、2回の先制ソロを含む2安打2打点。5年ぶりの1番起用となった3日の日本ハム戦(札幌D)で積極性を思い出し、復調の気配を漂わせた。「こだわると言ったらおかしいですけど、数字を残していくしかない」と指揮官も昨季本塁打王に期待。流れを激変させる白星がほしい。(長田 亨)