【こちら日高支局です・古谷剛彦】平均価格上昇の八戸、九州市場 セレクトセールも注目

スポーツ報知
八戸市場で最高落札額がついた「ルナフェリーナ2021」

 東北唯一の1歳市場である「八戸市場」が5日、青森県の八戸家畜市場で開催された。午前10時から比較展示が始まり、曇り空のもと、多くの購買関係者が熱心に上場馬をチェックしていた。競り開始となる午後0時半には雨が降ってきたので、購買関係者が馬を観る際は、最高のタイミングで休憩に入った。

 46頭が上場され、落札は25頭が落札。売却率54・3%で7年ぶりに50%台に落ち込み、前年比も23・7%の大幅減となった。売却総額も8940万円(税別)と昨年比2190万円減だったが、過去10年では3番目に高い総額。最高価格はこの世代が初年度となるミッキーグローリー産駒のルナフェリーナ2021(牡)の760万円で、岡浩二氏が落札した。JRA2勝クラスで活躍するタイセイトレンディ(セン7歳、栗東・田中克典厩舎、父ネオユニヴァース)の半弟にあたり、3代母はアグネスデジタルやシェルゲームなどの母で知られるチャンシースクウォーというファミリー。青毛で馬体に幅があり、比較展示でも目立つ存在だった。

 牝馬の最高価格はショウリダバンザイ2021(牝、父ストロングリターン)の700万円で(有)ノルマンディーファームが落札した。牡馬に負けない均整の取れた馬体と柔軟な歩きから、多くの購買関係者の目を引いた。全体でも2番目の高額取引となった。

 JRAは4頭落札したが、その1頭であるオーバーザレインボ2021(牝、父バゴ)は、この世代で3頭しかいない宮城県産(生産・菅井澄氏)だ。

 6月に行われた九州1歳市場も、売却率48・1%と前年より20%も下回ったが、売却総額は歴代最高となる4190万円を記録した。購買関係者の選定が厳しさを増し、誰もが目を引く馬に集中する形で、売却された馬の平均価格は、九州と八戸ともに上がっている。来週はセレクト、月末にセレクションと選抜市場が開かれる。良質な馬を求める馬主が増えてきた表れと受け止めることができる九州と八戸の結果から、セレクトセールの数字がより注目される。(競馬ライター)

競馬

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×