【小倉９Ｒ・国東特別】ガイアフォースが７馬身差コースレコードで２勝目　秋は菊花賞参戦も選択肢に

　７月３日の小倉９Ｒ・国東特別（３歳上１勝クラス・芝２０００メートル＝１０頭立て）は、単勝１・４倍の支持を集めたガイアフォース（牡３歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父キタサンブラック）が７馬身差の圧勝で２勝目を挙げた。勝ちタイムは従来のコースレコードを０秒１更新する１分５６秒８（良）。

　好発を決めて２番手。逃げたテーオーシリウスを２馬身ほど前に置いて手応えよく運んだ。馬なりのまま４角の残り４００メートルで先頭に立つと、直線は後続との差をみるみる広げ、７馬身突き放した。

　昨年９月のデビュー戦（小倉・芝１８００メートル）で、のちに日本ダービーを勝つドウデュースの首差２着に入った素質馬。松山弘平騎手は「内枠（２番枠）でしたが、スタートよく、自分の形で競馬ができました。非常に能力が高い馬。今日もレコードでしたし、強かったです。このまま順調に上まで行ってほしいです」と話した。

　杉山晴調教師は「今回は調教をしっかりやれていたので、前走（２着）みたいなことはないと思っていました。距離、コース、馬場状態が全部かみ合って、力を出し切れた結果ですね」と高性能ぶりを再確認。今後については「新馬戦の後に膝を骨折しているので特に目標を定めず、無理させずにやっていきたい」としながらも「無事なら最後のクラシックも、候補に挙がってくるでしょう」と菊花賞・Ｇ１（１０月２３日、阪神・芝３０００メートル）参戦も視野に入れていた。