【阪神】通算6個目、「走れる捕手」梅野隆太郎の三盗の極意とは…

スポーツ報知
3回1死二塁、三盗を決めた梅野隆太郎(左、右は高橋周平)(カメラ・渡辺 了文)

◆JERAセ・リーグ 中日2―5阪神(2日・バンテリンドーム)

 阪神・梅野が“必殺三盗”を決めて先制点を呼んだ。チームの連敗を4で止め、敵地での連敗も6でストップ(1分け挟む)。土曜日8連勝とした。通算35盗塁の捕手は隠れた三盗巧者。虎番の小松真也キャップが極意を「見た」。

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 意表を突いた。二走・梅野が自信を持って、スタートを切った。3回1死二塁。打者・中野の1ボールからの2球目、スライダーのタイミングで、左腕・松葉のノーマークをあざ笑うかのように三盗を決めた。「いけるって思っていないと、いく場面じゃない。勇気を持ってトライした結果、相手も動揺というか、流れもちょっとつかめたのかな」。どよめく客席。敵地の空気を支配すると、2死後に島田の先制打が出るなど一挙4得点。足で4連敗ストップに貢献した。

 今季初盗塁ながら、実は三盗巧者だ。19年は三盗4個でリーグ2位タイ。盗塁数は9年目で通算35個と決して多いわけではないのだが、三盗は6個目。なぜ三塁を狙えるのか―。以前、その極意を明かしてくれた。

 「三盗(二塁走者)は二盗と違ってリードを大きくとれる。遊撃手や二塁手が打者によってポジショニングを変えたりするのを見られるようになって、投手のモーションの隙があれば、と。『けん制はないな』と思ったら、第2リードを早めにとってスタートする。リスクがあるので、勇気が必要ですが」

 サインを出す側の捕手だからこそ、二遊間の動きに敏感になった。扇の要としての経験を積み、けん制球の有無などを察知する能力を習得。あらゆる状況を踏まえた上で、2年ぶりに“必殺技”を繰り出した。

 チーム63盗塁はリーグトップ、積極走塁が矢野野球の根幹だ。指揮官も「捕手でありながら、ああいうことができるのはリュウ(梅野)の長所」と評価した。今季は坂本、長坂と併用されている梅野だが、“走れる捕手”という隠れた長所で攻撃のアクセントになった。(小松 真也)

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