【番記者の視点】柏、上位対決に2連敗し6位後退 鹿島に上回られた“強引さ”

スポーツ報知
柏のFW武藤雄樹

◆明治安田生命J1リーグ▽第19節 柏1―2鹿島(2日・三協F柏)

 「きっ抗した内容」(ネルシーニョ監督)だっただけに、勝ち点が欲しかった。0―1の後半16分からピッチに立ったFW武藤雄樹が、同18分にヘディングシュートを決めて同点としたが、終盤にPKを献上。セットプレーからの2失点で、首位・横浜M戦(0●4)に続く上位対決で連敗を喫した。

 柏より、鹿島には“強引さ”があったように思う。前半5分、32分とMFマテウスサビオとFW細谷真大の連係でペナルティーエリア内に進入した場面も、体を張る相手に、シュートを打たせてもらえなかった。いつもなら通るパスにも、足が伸びてきた。追いついて勢いづく柏から、PKを獲得した鹿島FW鈴木優磨は「スペシャルな選手(上田綺世)が抜けた試合で、泥臭く戦えた」。上田不在という背景が、より選手を奮い立たせたかもしれないが、“強引さ=どんな形でも勝ちきる力”は、この日は鹿島が上回っていたと感じた。

 それが表れた場面の一つは、後半37分の2失点目の後。試合再開時、すぐさまセンターサークルのボール前に武藤が立つ一方、肩を落とし、歩いてポジションに戻る選手の姿があった。「ベテランの僕が、苦しい時に引っ張っていける存在になりたい」という武藤は、DF陣付近まで下がって声を出して仲間を鼓舞。もちろん武藤の存在は大きいが、そこで落胆していては、優勝争いから遠のいてしまう。

 連敗した柏は、横浜Mと勝ち点10差の同30で、6位に後退。武藤は「上位にいくためにはこういう試合で勝つか、勝たないか。鹿島は勝って上位に残る」と、この一戦の重要性を振り返った。「もう一度上に食らいつくために、一から、一つずつ勝っていかないといけない」。この2試合の敗戦を糧に、強引にでも勝ちを重ねていって欲しい。(柏担当・小又 風花)

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