J1北海道コンサドーレ札幌は2日、今季初2連勝を懸け京都戦に臨む。1日は宮の沢で練習し敵地へ移動した。先発有力なMF駒井善成(30)にとっては生まれ故郷で11~15年に所属した古巣。「早くサンガSでプレーしたい」と意気込んだ。
気持ちの高ぶりは、結果につなげる。G大阪戦(26日、1〇0)での決勝点に続く2戦連発も見据え、前日練習に励んだ。今季昇格の京都はルヴァン杯も同組だったが、20年に完成した新スタジアムの一戦(4月、2●3)は同行しなかった。下部組織で育ち、プロの第一歩を踏み出した特別な相手。「楽しみ。京都は暑さも特別だけど僕が一番分かっているので」。日中は40度近い気温も苦にせず、周囲に好影響を与えるつもりだ。
勝ち点23の札幌と同20の京都。順位も近い“6ポイントマッチ(順位の近い相手に勝ち点3を与えず、勝ち点を積み上げられる試合)”へ、チームの士気は高まる。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(64)が「ハードワークする相手に、運動量、球際で負けないこと。連勝を飾りたい」と言えば、駒井も「前節のように『走り、戦う』を徹底できれば、どこが相手でも」。タフなアウェー戦を制し、上位に食らいつく。(川上 大志)