【番記者の視点】なぜG大阪はFW鈴木武蔵を獲得できたか 指揮官の存在と速攻アプローチ

スポーツ報知

 G大阪は1日、パナソニックスタジアム吹田でFW鈴木武蔵の入団会見を行った。前日31日に加入が発表となり、この日からチーム練習に合流したストライカーは「本当に熱心にG大阪さんが声をかけてくれた。その期待に応えられるように。1日でも早くチームに貢献できるようにやっていきたい」と語った。16日のC大阪戦から出場が可能となる。

 国内外の複数クラブからオファーを受けていた鈴木は、G大阪入りを決めた理由を問われると「いろんな要素がありますけど…」と前置きしたうえで、「片野坂監督を大分時代から知っていて、選手からもいい評判で、対戦していてもやりにくかった印象がある。その監督の元でできるのは、新たなチャレンジで楽しみ」と指揮官の存在を一番最初に挙げた。加えて、今年11月のカタールW杯に向け「何とか自分も滑り込みたい」という日本代表復帰への思いも、Jでの再起決断を後押ししたという。

 G大阪は今季ここまで、FWパトリックの3ゴールがチームの最多得点タイ。前線での積極的な守備からスピードを持って相手ゴールに迫るタイプのFWが不足していると判断し、補強に動いた。その中で片野坂監督もクラブとの話し合いで鈴木の名を挙げるなど、早い段階からリストアップ。チームの課題と鈴木の状況を見極め、速攻オファーを出した。

 クラブ幹部は「他クラブより一番早い段階でアプローチしたと思う。熱意が通じた、という部分はあったのでは」と語った。またベールスホットの2部降格に伴い、鈴木がクラブとかわしていた移籍金なしで移籍できた点も大きかった。限りある資金を年俸に投入することで、熱意として示すことができたと予想される。

 鈴木は後半戦に向け「10点取れたらいいなと思います」と意欲を示した。また背番号45を選んだ理由は「9番が好きなんで、4+5で。しょうもないですけど、すみません」と笑った。実際に9番を背負い、得点源として期待されたFWレアンドロ・ペレイラがチームにフィットせず、残留争いに巻き込まれているG大阪。19年には札幌で公式戦20ゴールを挙げるなど、Jでの実績も十分のストライカーを確保したことは大きい。(G大阪担当・金川誉)

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