ベルギー移籍の上田綺世が会見「得点王になってもW杯に出られる訳ではない」「マイナスはない」決断背景語る

スポーツ報知
上田綺世

 ベルギー1部サークル・ブリュージュへの完全移籍が発表された鹿島FW上田綺世(23)が1日、オンラインで会見し、同クラブへの移籍を決めた理由などを語った。鹿島でのタイトル獲得、得点王を視野に入る状況で、海外挑戦決めた理由は「成長のため」とし、同クラブを選択した理由には「熱量を感じた」と説明した。関係者によると、同クラブからは、望む1トップ起用構想を伝えられているという。

 カタールW杯が11月に迫る中、環境を変えることは、選手によってはリスクと受け取るが、上田の考えは違った。

 「もともとW杯を考えて移籍するわけではない。キャリアとして海外に行きたい思いがあった。(Jで)20点取って得点王になったとしてもW杯に出られるわけではない。海外でも活躍できるクオリティーがないと(W杯で)活躍できない。移籍して試合に出られなくなって、W杯に出られないのであれば、それは(鹿島に)残っても(W杯に)出られてないと思う。W杯にもマイナスな部分はないのじゃないかなと僕は思います」

 ベルギーで苦労しても、長い目で見ればプラスになると確信している。

 「何も通用しなくても、また向こうで違うもがき方ができれば、自分の成長につながる。どう変化させていくか。それを考えて、できたらまた成長できる」

 心残りは、在籍4年で鹿島にタイトルを一つももたらせなかったことに尽きる。

 「タイトルが遠いシーズンが多く、もどかしかった。自分の結果次第で、タイトルを手繰り寄せられるものだと思っていて、今年はチャンスだという理解はしていたが、それと同時に入団から(海外挑戦のことは)話していた。年齢的にも世界的には若くないし、挑戦するタイミングを逃しちゃいけないなというのが一番大きなところ。(今年で)24歳で、焦りも出てくる。自分の中では悩みましたが、今しかないなという決断です」

 タイトル獲得を目指す鹿島へ向けた言葉は、人間味があるものだった。

 「タイトルを取ってほしい。僕はそこに貢献はできないが、海外からもちろん応援しているし、鹿島ならタイトルは取れると思う。残る選手は、『僕がいなくなったから』と言われるのが一番嫌だと思う。僕はちょっとそうなってくれてもいいですが」

 上田は2日にベルギーへ向けて出国し、メディカルチェックなどを経て、正式契約を結ぶ見通しだ。

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