神戸・ロティーナ監督解任へ 守備重視で失われた破壊力 イニエスタも輝き放てず 担当記者の目

スポーツ報知

 J1最下位に沈む神戸のミゲルアンヘル・ロティーナ監督(65)が、成績不振を理由に解任となる可能性が28日、高まった。複数の関係者によると、0―1で敗れた26日のホーム浦和戦の結果を受け、クラブは今季2度目の監督交代を検討しているという。後任候補には過去2度トップチームを指揮し、現在は強化部に在籍している吉田孝行氏(45)が浮上している。

 * * *

 ロティーナ監督の就任会見で、永井秀樹スポーツダイレクター(51)は「苦しい状況を改善、好転してくれるのはロティーナさんしかいないと判断した。能力を疑う余地はまったくない」と、信頼を寄せた。確かに課題だった守備が整備されたのは指揮官の功績だが、「守備改善」に力を注ぎ過ぎた結果が、今の状況を招いたとの見方もできる。

 指揮官は、自陣でブロックを形成して相手の攻撃を防ぎ、そこからボールを保持しながら敵陣へ侵入していくスタイルを掲げていた。しかし、守備に意識が向き過ぎたが故に攻撃は迫力を失い、華麗なパスでゲームをコントロールする元スペイン代表MFイニエスタがゴール前で輝きを放つ場面が少なくなった。浦和戦後、一部の選手からは「もっとゴールに向かっていく部分を意識しなくては」との声が飛んだ。目先の穴を埋めることに必死になるあまり、タレント軍団持ち前の破壊力が失われては上位進出は望めない。

 神戸は、これまでも監督交代が繰り返されてきた。指揮官が代わる度に戦術もやり直しになるデメリットは痛感しているはずなのに…。同じ轍(てつ)を踏んでしまったことが残念でならない。(神戸担当・種村 亮)

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×