◆JERAセ・リーグ 巨人6―2中日(山形)
中日が巨人に敗れ、今季3度目の6連敗を喫した。これで5月11日のヤクルト戦(神宮)の勝利を最後に、屋外球場では魔の11連敗と苦しすぎる状況に陥った。
初回に岡本和の犠飛で先取点を奪われた後、3回に京田の3号ソロで同点に追いついた。だが、5回に小笠原が丸に16号2ランを被弾。「打たれてはいけない人に打たれてしまいました」と肩を落とした。
6回に1点を返したものの、7回には清水が3者連続四球と崩れ、坂本に2点タイムリーを浴びるなど、一挙3失点。追い上げムードが立ち消えとなった。
チームはこれで今季ワーストを更新する借金12。5位・DeNAにも2ゲーム差とAクラス争いからも取り残されつつある。シーズン72試合目の折り返し地点で、非常事態を迎えた。
以下、立浪監督の一問一答。
―四球がらみで崩れた。
「こういう地方球場で今日はマウンド低いしね。投げにくいのは、両方一緒なんで。四球もそうですし、ホームラン打てる打者がそろっているんで、2ボールとか打者有利のカウントにすれば長打浴びる、打たれる確率が上がるんで。技術的なのか、精神的なのか分からないですけど。そのへん改善していかないと、なかなかビジターも勝てないと言われているんで」
―初回失点後、反撃というところでウォーカーがしっかり好返球。
「ある程度、ウォーカーのところは(走者を)回すと決めている。今日は良いボールが返ってきて、アウトになったんですけど。でも積極的にやる、そういうアウトとかは仕方がない。これはベンチでどんどんいかせようとやっていますから」
―ウォーカーが上達しているのか。
「そりゃ一時は低いボールしか投げられなかった。カットマンまでは投げるようになった。当然練習はしている。いけるところはどんどん積極的にいくというスタイルは変わらない」
―エンドラン失敗はあったが、次の塁を目指す仕掛けはあった。
「この間もそうですけど、2つ走られている。自分のサインなんで自分の責任でもある。エンドラン出すタイミングもそうですし、なかなか1ボールでは走りにくい。サインも含めてね。もう一回、こっちで対策を練っていきたい」
―8試合連続で先取点を奪われている。
「理想は先制点取った方が勝つ確率が高いわけですから。ただ、今日は京田のホームランで追いついた。まあ、あのやっぱり(巨人は)長打があるチームなんで、もちろんリードして進めていきたいんですけど。1、2点ではピッチャーも当然プレッシャーがかかる。ただ今の打線の状況でそんなに大量得点は望めないんで、まずは先発に頑張ってもらって、試合をつくってもらうのが絶対条件なんですけれども」
―石川昂が手術を決断。
「将来的なことも考えて、また再発してそこから手術というよりも、完全にしっかり直して再起を目指す。そういう判断にしました」