【広島】秋山翔吾の入団連絡はタクシー車中で 鈴木清明本部長、驚き過ぎて「えっマジ!?頭真っ白に」

スポーツ報知
秋山翔吾

 広島は27日、パドレス傘下3Aエルパソを自由契約となった秋山翔吾外野手(34)の獲得を発表した。古巣・西武、ソフトバンクとの争奪戦を制しての獲得。交渉を担当した鈴木清明本部長(68)は、「(秋山に)マジ!?と言っちゃった」と驚きを明かした。契約は出来高を含め24年までの3年総額5億円程度とみられる。近日中に入団会見が開かれ、チームに合流する見込み。シーズン216安打のプロ野球記録保持者の加入で、2位・巨人に1ゲーム差の3位から上位進出を目指す。

 鈴木本部長が明かした前夜の行動が、衝撃の大きさを物語っていた。26日のDeNA戦(横浜)後、新横浜駅に向かうタクシー車中で、秋山から「カープにお世話になります」と連絡を受けたといい、「えっ、マジ!?って言ってしまった。(頭が)真っ白になってしまって、どう降りて、どう改札に入ったのか覚えていない。弁当を買い間違えたかな」と舞い上がるほどの吉報だった。

 24日に都内のホテルで行った約2時間の交渉は、「(条件)提示は一瞬。そんな交渉はしていない。野球の話と環境の話と雑談だった」という。残り524本の日米通算2000安打にも触れて秋山の思いをくみ取るとともに、「カープにとって大きな財産になる」と熱意を示して、日本で再起を図る安打製造機の心を動かした。

 同本部長は「後ろに応援団はいっぱいいた。彼らが一生懸命動いてくれたのだと思う」とも明かし、侍ジャパンで気心が知れた88年世代の会沢を始め、菊池涼や西武時代に指導を受けた河田ヘッドコーチらの“援護射撃”があったこともうかがわせた。背番号は丸が巨人にFA移籍して19年から空き番の9、レッズ時代に背負った4などの候補から本人に選択してもらい、早ければ今週中にもチームに合流する見込みだ。

 水面下で調査を進めていた新外国人獲得は難航していた。鈴木誠也が抜け、今季の打線を支えてきた西川も離脱中の今、考え得る最高の補強といえる。チームは今季2度目の5連勝(1分け挟む)で5割に復帰。ヤクルト、巨人の上位2チームを本拠に迎える6連戦を前に士気を高める秋山の入団。球界屈指の安打製造機の心をつかむためにフロントから選手までが動いた一体感で、ここから勢いを加速させる。(畑中 祐司)

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