箱根駅伝ミュージアムで28日からヘリテージプラークと絆像レプリカが常設展示 「箱根駅伝が世界に認められた」

スポーツ報知
絆像レプリカとヘリテージプラークを箱根駅伝ミュージアムへ納品した(左から)溝田正憲氏、植田恭史副会長、高橋花奈幹事長、日隈広至副会長、松田光司氏

 箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は27日、5月に世界陸連から授与されたヘリテージプラーク(飾り額)と絆像のレプリカを神奈川・箱根町の箱根駅伝ミュージアムに納品した。ともに28日から箱根駅伝ミュージアム内で常設展示される。

 ヘリテージプラークは、世界陸上競技遺産をたたえるために2018年12月に創設。1920年から正月の風物詩として行われ、約80人もの五輪選手を輩出してきた箱根駅伝は、2019年5月に世界陸連から「大会」のカテゴリーで日本で初めて認定された。コロナ禍もあり、今年5月の関東学生対校選手権で世界陸連から関東学連へと授与されていた。これまでに日本では、福岡国際マラソンや南部忠平氏、小出義雄氏、織田幹雄氏らも受賞している。

 この日、箱根ホテル内で記者会見と寄贈式が開かれ、関東学生陸上競技連盟の植田恭史副会長は「1920年から学生の力で運営も行ってきた箱根駅伝が世界に認められた。これまで箱根駅伝に関わって尽力されてきた選手や学生、指導者や役員、審判、沿道の観客の方々への感謝や喜びが表れている」と100年もの歴史を経て、ヘリテージプラークを受賞した意義をかみしめた。28日からゴール付近の箱根駅伝ミュージアム内で展示される予定で「箱根町へ行こう、というきっかけになってくれたらうれしいですね」と観光の新名所としての期待も込めた。

 高橋花奈・幹事長(日大4年)は「名誉ある賞を頂けて、現役の学生としてもありがたく感じております。歴代の先輩方が箱根駅伝を成功させてきた思いをしっかりと受け継ぎ、私がおばあちゃんになった頃も自慢できる大会であるように、しっかりと後輩達へ繫いでいきたいです」と使命感を口にした。

 日隈広至副会長も「世界の方々に、箱根駅伝を知っていただく機会になればうれしいですよね。我々はこれからも意識を高く持って、世界で活躍できる選手を育てていきたいです。ヘリテージプラークを見ていただくことで箱根駅伝をきっかけに、陸上競技に興味を持ったり、好きになってもらえたら」などと話した。

 一方、箱根駅伝ミュージアムを運営する富士屋ホテルの溝田正憲専務取締役は「(ヘリテージプラーク受賞は)関東学生陸上競技連盟の皆様の永年にわたる努力の賜だと思います。展示できることを心からうれしく思います。箱根駅伝がますます盛んになることを願うばかりであります」と感謝の言葉を述べた。さらに「コロナ禍でも箱根駅伝で力強く走る選手たちを目の当たりにして、大きな元気をもらいました。1人でも多くのお客様に見ていただいて、その時の感動を呼び起こしていただくのが1つの責務だと思っております。この箱根の地が発展するように努力をして参ります」とあいさつした。

 ブロンズ製の絆像は第90回箱根駅伝開催を記念し、彫刻家の松田光司氏が制作。箱根駅伝のゴール地点の東京・大手町の読売新聞社フィニッシュ地点に設置された。今回、寄贈されたレプリカは高さ40センチで、大手町の絆像の約4分の1の大きさとなっている。

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