◆陸上 布勢スプリント 最終日(26日、鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場)
男子100メートル決勝で、東京五輪400メートルリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)が10秒20(追い風0・1メートル)で優勝した。中盤まで自己記録9秒98の小池祐貴(住友電工)らに先行されたが、後半で力強い走りを見せて逆転。「予選、ちょっとスタートから出遅れて、後半もかみ合わなかった。うまく修正できた。今シーズン、あまり良くない走りだったけど、練習でやってきたことが少しずつ出せた」と息をついた。
7月のオレゴン世界陸上代表選考の日本選手権では、100メートルで準決勝敗退に終わるなど精彩を欠いたが、本来の走りを取り戻しつつある。自己ベストまで0秒01に迫る今大会の好走を励みに、成長曲線を描いていく。