5人組ロックバンド・Novelbrightが24日、東京・北の丸公園の日本武道館で全国ホールツアーの最終公演(全15公演)を行った。
念願だった同所での初公演。23日に続き音楽の聖地に立ったボーカル・竹中雄大(26)は「ありがたいことに、チケットもソールドアウトです。ありがとうございます」と感謝。「今日という日を心待ちにしていました。忘れられない最高の1日にしますか。僕たちにとっても、皆さんにとっても重要な1日となるように。ポジティブな気持ちになれるように、精いっぱい届けていきたいと思います」と約束した。
約3時間、新アルバム収録曲「愛とか恋とか」「seeker」、新曲「どうして」など26曲を披露。6000人を熱狂させた。
20年8月に「Sunny drop」でメジャーデビュー。21年7月に大阪城ホールで初の有観客・単独アリーナ公演を実現させた。順調にキャリアを重ねているが、現状には満足していない。
竹中は「まだまだですけど、武道館まで来られたことをうれしく思います。僕の人生の計画では3、4年遅れているなと。思ったより時間がかかった感じがする。今年27歳。30歳になるまでに、かなえたいことがたくさんある。この3年ぐらいで(遅れた)3年分を取り返せるように、6年分ぐらい頑張りたい」と自らに言い聞かせるように語った。一方で「まだ断然悔しいことが多い。でも、こういう景色が見られた時は報われた気がする」とも。いっぱいに埋まった客席、熱い視線を注ぐ観客の姿に心を打たれた。
今後のバンドの目標は明確だ。「スタジアム公演や野外の大きなところでやりたい。バンドのキャリアとして、ドームにも立ちたい。この1、2年、ガーッとやって飛躍します!」。立ち止まっている時間はない。勢いを加速させるだけだ。