J3カターレ富山がチーム初の6連勝へ 25日にホームで長野と対戦

スポーツ報知
J3カターレ富山の守護神GK山田

 4位のカターレ富山は25日、富山県総合運動公園陸上競技場で8位のAC長野パルセイロと対戦する。勝利すればチーム初の6連勝。さらに5試合連続の無失点試合と、昨季から続く15試合連続の得点記録もかかる。24日は富山市内のグラウンドで調整して長野戦に備えた。5試合連続のスタメン出場を果たし、スーパーセーブを連発してきたGK山田元気(27)は「いくら攻められても、自分がどっしりと構え、失点しなければ負けない。連勝記録は逆に意識しないことを心がけているし、チーム全体でも気を引き締めていきたいと話し合っています」と静かに闘志を燃やす。

 岐阜県出身で、J2京都、J2山口を経て、今季から富山に期限付き移籍で加入した。今まで付けていた背番号33が空いておらず、自分にプレッシャーをかけるためにも背番号は1を選択。「自分自身、人生をかけて来ました。必要としてくれるクラブに感謝の気持ちをプレーで返したい」と決意。20年末には両足の脛骨骨幹部疲労骨折などの怪我で手術し、21年は出場機会を得られなかったが、心機一転した今季は開幕後から徐々にスタメン出場も増加。守護神として、実戦感覚も取り戻してきた。「大きい怪我をして、今までのプレーが出来ない部分もありますが、試合に出て少しずつ改善してきた。山口時代のトレーナーも含めて感謝したいし、自分の中で自信が付いてきました」と手応えをつかむ。

 持ち味の跳躍力、キャッチングにも磨きがかかり、ペナルティーエリア内でのシュートキャッチ率は50%でリーグトップの数字をキープする。「キャッチングがストロングポイントだと思っている。なるべくセカンドチャンスを与えたくないし、自分がキャッチすれば済むことなので」。キャッチングか、パンチングか、微妙なときにも瞬時の判断でゴールマウスを守り続けてきた。長野戦に向けては「プレースキックのうまい選手がいますし、前線に強い選手がいる。すごくパワーのあるチームですが、そこに勝ちきりたい」と意気込む。

 中堅選手のGK山田に加え、大卒新人選手として活躍するのが、DF神山京右(22)だ。豊富な運動量とヘディングを武器に、試合では右ウィングの位置から攻守に大活躍。スタメンに抜擢された開幕戦では左足首を負傷して戦線離脱したが、リハビリの末に5月15日のYS横浜戦でスタメン復帰した。「チームにフィットしたところで怪我をして、正直、焦りました。復帰して、また試合に使ってもらっているので、チームに貢献したいです」と気持ちを新たにする。

 東洋大出身で、4年生の時にはセンターバックとして、全日本大学サッカートーナメントで準優勝。キャプテンとしてチームをまとめ、関東大学リーグ2部から1部リーグに昇格も果たした。「うまくいかない時もありましたが、チームの雰囲気を大事にして、みんなで盛り上げた。勝ち上がっても全員が謙虚な気持ちで挑めたことが、準優勝につながった要因だと思います」と振り返る。コロナ禍のため、学内のトレーニング施設が使えなかったというが、自費でジムに通って筋力アップ。幼い頃からプロサッカー選手に憧れ、大学卒業後はカターレ富山に入団を決めた。

 練習後のジョグでは、FC東京からレンタル移籍しているMFアルトゥール・シルバ(27)と談笑しながらクールダウンすることも。「(ポルトガル語のため)言葉はあまり通じないですが結構、一緒にジョグしています。彼は(昨季)横浜FCでプレーし、自分も横浜出身なので、横浜はいい町だとか話して…」と笑顔を浮かべる。長野戦に向けては「相手はしっかりボールをつないで保持するのが特徴だが、自分たちの良さを出していきたい。(個人的な目標として)まだ目に見える結果がないので、ゴールやアシストでチームに貢献できれば」と神山。伸び盛りの新人DFと復活の守護神GK山田が、チームの快進撃を支える。(中田 康博)

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