【中日】谷元圭介、加藤翔平の移籍組が感じた今年の交流戦 元本拠での“声なき声援”が後半戦の活力に

スポーツ報知
かつて本拠地だった札幌ドームで登板した中日・谷元圭介

 交流戦が終わり、リーグ戦が再開した。中日は2位・巨人に勝ち越しスタート。首位・ヤクルトに独走を許しているものの、2年ぶりのAクラス進出へ再び走り始めた。

 5月下旬から6月中旬かけて立浪政権初の交流戦に臨み、11位で終わった。オリックス、楽天、ソフトバンクとパの強敵に3カード連続勝ち越したかと思えば、ロッテ、日本ハムのビジター6連戦で全敗。手応えと課題を抱えながら、3週間を駆け抜けた。

 来年から本拠地が新球場に移転する日本ハム戦の札幌ドームでは、谷元圭介投手が歓声と拍手で敵地のファンに迎えられた。

 9年間在籍した古巣で日本一も経験し、通算500試合登板を視界に捉える37歳のベテランは、6月11日の試合で1回を完璧に抑えた。「札幌のドラゴンズファンだけでなく、ファイターズファンもあたたかく迎え入れてくれてすごくうれしかった。僕は日本ハム、札幌ドームに育ててもらった。感謝は尽きない。球場は変わるけど、今までの感謝の気持ちと、来年以降に新球場でも投げられるように、ドラゴンズで頑張りたい。少しは頑張ってる姿を見せられたかな」と笑った。

 昨季途中、トレードでロッテから移籍した加藤翔平外野手も古巣へ初のがい旋となった。出番は、代走で1試合のみだったが、場内アナウンスでZOZO名物の谷保恵美さんによる「加藤翔平~」が球場に響くと、ロッテファンも拍手を送り、あたたかい空気に包まれた。

 先輩、後輩問わず信頼をつかみ、竜の一員として貴重なピースとなった背番号52は「ロッテファンの方も自分のタオルやグッズを掲げてくれたのを見て、心からうれしかった。今はドラゴンズの選手として活躍することしか考えていませんが、ロッテに育ててもらい、こうして野球を続けられている。その恩を忘れることは決してありません」と誠実に答えてくれた。

 もう一人。チャンネル登録者数が20万人に迫っている球団公式YouTubeの担当者・岡田昌尚さん。駅からZOZOへ向かうときに遭遇し、並んで歩いた。

 昨年4月に球団へ中途入社した岡田さん。在京のテレビ局に勤務していたときは、楽天や西武、ロッテも担当していた。特に、ロッテの梶原広報室長がSNSや動画に力を入れ、発信していく姿を見て「いずれ自分もこんな仕事がしたい」と、地元球団の“要職”を志すきっかけになった。今回球場であいさつしたときに「俺のマネするなよ!」とジョークを飛ばされたというが、岡田さんは「それだけ認知されるようになってうれしかった」と喜んだ。

 「きつねダンス」や、ビッグボスから竜党へ送られた粋なメッセージ動画など、敵地でうなった演出もたくさんあった。それぞれの〝交流戦〟に思いをはせつつ、ペナントの行方を引き続き追っていきたい。(中日担当・長尾 隆広)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×