鈴木杏、初の個展開催…絵を描くと「心が整います」 16年から始め才能開花、20万円の作品も

スポーツ報知
動物やその時に浮かんだ景色など思いのままに描くという鈴木杏

 女優の鈴木杏(35)が東京・代官山のアトリエ「goen°」(ゴエン)で自身初の個展「この世界、すべてがキャンバス 鈴木杏のアトリエ展」(7月26日~8月28日、同所)を開催することが23日、分かった。

 きっかけは一冊の絵日記だった。過去にも日記をつけたことはあるものの「失恋した話なんかが書いてあって、読み返したくなくなった。黒歴史みたいで」と断念。代わりに2016年元日、えとの申(さる)を手帳に描いてスタートした。

 やり始めると、はまった。「心が整います。壁にぶち当たっている時期は、線の書き込み量が多い」と分析する。1年間続けるうち、所属事務所社長や出演舞台のスタッフが「すごい」と“才能”に気づいた。

 学生時代の美術の成績は「普通」。絵の入選などの記憶もない。それでも異様に丁寧に描かれた線や色彩には独特の世界観がある。たちまち舞台のスタッフTシャツのイラスト依頼や、作品集の話が来るように。知人に勧められ、18年4月、作品集のためにクラウドファンディングを行うと、目標金額の100万円を突破。10万円の似顔絵も5通ほど描いた。

 時間を見つけて描くうち、自宅には300枚近くがたまり「気をつけないと踏んじゃう」と思っていた矢先、個展開催の話が来た。「うれしいし、ありがたい。誰にも見られないと絵がかわいそうだなと思っていた」と喜ぶ。会場では絵の購入も可能。自分で値段はつけないが、誘われて出品したアートサイトでは1枚20万円の値段がつけられていた。「自分でも不思議。ゲシュタルト崩壊のよう」と首をかしげる。

 自身の中では「素人中の素人」。会場では来場者と一緒に絵を描くコーナーも企画中だ。作品がたまり次第、今後の個展開催にも「やりたい」と意欲的。20年、読売演劇大賞・最優秀女優賞、芸術選奨新人賞を受賞するなど卓越した演技力を持つ女優が、画家としても表現を続けていく。(浦本 将樹)

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×