松田丈志氏、瀬戸大也は2年後が楽しみ…シーズンベストでメダルを取ったことは評価できる

スポーツ報知
銅メダルを手にする瀬戸大也(ロイター)

◆世界水泳 第5日(22日、ハンガリー・ブダペスト)

 競泳男子200メートル個人メドレー決勝で、前回王者の瀬戸大也(28)=TEAM DAIYA=が1分56秒22で銅メダルを獲得した。接戦で競り勝って個人メドレーでは5大会連続の表彰台。金メダル獲得を目指す2024年パリ五輪へ「人生をかけて頑張りたい」と決意を新たにした。五輪3大会連続メダリストの松田丈志氏が、瀬戸への期待をつづった。

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 瀬戸選手のこの約3か月間の取り組みが、最後に垣間見えた。ラストの約5メートルで息をせずに踏ん張り、ケイリシュ選手(米国)に競り勝って3位。東京五輪では、0秒05差で競り負けての4位だった。最後のひと伸びは、加藤コーチの下で基礎づくりからやり直した成果の一つだろう。400メートルでは決勝でタイムを落とし不本意な結果に終わったが、200メートルで立て直し、シーズンベストでメダルを取ったことは評価できる。

 パリ五輪に向け、いいステップは踏めたが、まだ新たな挑戦は始まったばかりだ。2年後は30歳を迎え、特に体力的にも厳しい400メートルでは年齢との闘いも出てくる。私も一度、瀬戸選手の練習を見学したが、加藤コーチは平泳ぎの脚の蹴り方など泳ぎの技術的な改善の余地はあると言っていた。年齢面の不安を補って余りある技術的改良、そして体力的向上は期待できる。

 瀬戸選手は泳ぎがはまった時の勢いはすごい選手。金メダル獲得へ「人生をかけてやる」という言葉も本気だと思う。コツコツと努力を積み重ねることができれば、2年後が楽しみだ。(松田丈志=北京、ロンドン、リオ五輪3大会連続メダリスト)

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