第26回参院選(7月10日投開票)の公示から一夜明けた23日、全国各地で論戦が本格化した。18人が立候補した大阪選挙区(改選4)では、初日に与野党ともに党幹部が応援に駆けつけるなど、票の獲得に奔走した。
16年、19年と4議席の内訳は維新(2)自民(1)、公明(1)と続いているが、牙城を崩しにかかる共産・辰巳氏は「3年前に大阪選挙区の議席を失い、その奪還のために立ち上がりました。暮らしを守る、平和を守る、カジノをストップさせる選挙です」と、19年に次点に泣いたリベンジを目指す。
特にカジノ計画ストップについては、21万人の住民投票を求める署名が集まった。辰巳氏は「大阪都構想の住民投票は2回もしながら、21万の署名が集まった住民投票を握りつぶす。府民が求めたものを拒否している」と、強く訴えた。
立民は新人の石田敏高氏(57)を擁立。れいわ新選組はタレントの八幡愛氏(34)氏が挑戦。苦しい戦いになるとみられるが、無党派層の取り込みを狙う。
◆大阪選挙区(改選定数4)
大谷由里子 59国新
高山純三朗 49N新
吉田 宏之 46N新
本多 香織 50諸新
押越 清悦 63諸新
石川 博崇〈2〉48公現
高木佳保里〈1〉49維現
石田 敏高 57立新
後藤 住弘 56諸新
浅田 均〈1〉71維現
西谷 久美 67諸新
数森 圭吾 42諸新
西脇 京子 49N新
辰巳孝太郎〈1〉45共元
油谷聖一郎 48諸新
八幡 愛 34れ新
松川 るい〈1〉51自現
丸吉 孝文 37N新
=届け出順、年齢は投票日現在、敬称略 <数字>は当選回数=