【仙ペン】合言葉は「大勢につなげ」 

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 巨人5―7DeNA(23日・東京ドーム)

 前日は8打点、本日は13奪三振と2日連続で自己最多を更新の大谷です。同時代を生きる喜びをかみしめていたら、テレビから懐かしい名前が聞こえてきた。

 トロイ・パーシバル。エンゼルスの世界一20周年セレモニーで始球式に登板したという。通算358セーブの剛腕クローザー。一歩間違えば…いや、間違わなければ巨人のユニホームを着ていた男である。

 2004年10月16日。スポーツ報知は1面で「パーシバル獲得へ」と報じている。メジャー屈指のストッパーは翌シーズンのキーマンになるはずだった。

 だが、契約直前の健康診断まで受けながら、事態は急転する。守護神候補はタイガース(もちろんデトロイトですよ。念のため)と2年総額1200万ドルでサインしてしまった。

 もっとも、タイガースではシーズン途中に故障者リスト入り。右ひじを手術している。獲得に成功していても活躍できたかどうかは微妙だ。それでも日本に来たら状況は変わっていた可能性はある。とにもかくにも見たかったな。

 「本命」に逃げられ「代役」でやって来たのが、あのミセリである。開幕からわずか15試合、球団史上最速で解雇された「逆レジェンド」だ。離日直前に浅草を観光。人力車に乗っていたところを直撃され「俺はミセリじゃない。質問は受け付けない」と両手を広げた姿は忘れたくても忘れられない。

 そんなわけで、結果的には赤星と戸田の7失点が全てでした。彼らが次々とプロ初勝利を挙げたのは、そんなに昔のことじゃない。今から思えばあればバブルだったのか。

 V奪回と世代交代がダブルで実現、盆と正月とゴールデンウィークが一緒に来た…と浮かれていた自分も痛いっす。山崎伊や堀田もそうだけど、「壁」を乗り越えてからがホントのプロフェッショナル。何人がサバイバルできるのか。

 そう考えると大勢はすごいな。もがき苦しむ同世代を尻目に、まだ底すら見せていないんだから。世が世なら「パーシバルを超える球団最多の…」みたいな記事が連発されてたかも…なんてことより正念場の神宮です。合言葉は「大勢をマウンドへ」―。

巨人

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