◆巨人4―3横浜(2001年6月24日・東京ドーム)
巨人の歴史をひもとく「今日は何の日」。2001年6月24日は、清原が巨人移籍後100号を放った日です。小宮山から16号ソロを左翼席中段へたたき込んだ清原は二塁から三塁へ向かう途中でUターン。横浜ファンがグラウンドへ投げ返したボールを拾い上げ、生還後に一塁側スタンドへ投げ入れてファンにプレゼントするというパフォーマンスも披露しました。
2点を追う4回。カウント2―2から胸元を鋭くえぐってくるシュートを、コンパクトに振り抜いた。「ちょっと詰まったけど、打った瞬間入ると思った」2試合連続の16号ソロだ。悠然と走る清原の視界に、スタンドに消えていったはずの白球が転がってきた。横浜ファンが投げ返してきたホームランボール。三塁ベース手前で二塁方向へUターンすると、ボールを拾いあげた。「走っとったらたまたま転がってきたから、拾っただけや」。そのまま右手に持ってホームベースを踏むと、G党で埋め尽くされた一塁側スタンドに向かって豪快に投げ入れた。
巨人に移籍した97年以降、32―23―13―16―16本でちょうど100本塁打。清原は西武時代に329本塁打しており、プロ野球7人目のセ、パ両リーグで100本塁打以上をマークした。「次はセ・リーグ200号を目指します」