スケートボード日本一の13歳・赤間凛音 大技「バーレーグラインド」引っさげパリ五輪目指す…ガンバる東北人

スポーツ報知
平日の遅くに練習に励む赤間

 仙台市出身で昨年12月に行われた第4回スケートボード日本選手権の女子ストリートで日本一に輝いた中学2年の赤間凛音(りず、13)。東京五輪で新競技として脚光を浴びた競技との出会いや、目標とする24年パリ五輪出場に向ける思いなどを聞いた。

(取材・構成=山崎 賢人)

 スケートボードとの出会いは小学1年生の時。父親がサーフィンをやっていたのがきっかけだった。

 「家の周りでサーフィンを練習できるサーフスケートというボードがあって、自分も乗ってみたらすごく楽しくて始めました。最初はグラグラして怖かったですけど、何回もやっていたら乗れるようになって。お父さんに『サーフスケート楽しい』と言ったら、『じゃあ陸でできるスケボーやってみる?』と言われ、2年生の時に初めてボードを買ってもらいました」

 2年生の後期からスクールに通い基礎的な技を身につけた。週1回だった練習は今ではほぼ毎日やっている。

 「最初の練習量は少なかったですが、4年生ぐらいから増えて今では週5~6日くらいやっています。平日は学校帰りに3時間ぐらい練習して、休日は大体6、7時間ぐらいやっていると思います。技を決めたときの達成感があり、気分がすっきりして前向きになれるのがはまりました」

 小学4年生から大会に出始め、18年の5年時には、東京五輪の金メダリスト・西矢椛(14)に競り勝ち、全日本レディース選手権で優勝した。19年には海外でも転戦し力を付けたが、東京五輪出場はならなかった。

 「すごく出場したかったです。オリンピックは学校があったので、録画をして帰宅してから見ていました。仲の良い椛さんや中山楓奈さん(銅メダル)が上位になって、すごいうれしい気持ちになったけど、やっぱり自分がそこにいたらなと思ってました」

 悔しさをバネに練習を重ね、女子選手ではただ一人しかできない大技「バーレーグラインド」(※)を習得。東京五輪後で注目を浴びた昨年12月の日本選手権で初披露し、そこでも西矢を破って優勝。喜びもあったがライバルの対応力にまた悔しさをにじませた。

 「優勝したのはすごいうれしかったです。だけど自分は大会の本番約1か月前ぐらいから会場に通って練習していました。椛さんは大体1週間前ぐらいに来て2位を取っちゃう。『やっぱり自分と少し違うのかな』と思ってまた悔しかったです」

 今年4月には日本初開催となったXゲームに出場。金メダリストを破ったことで注目を浴びた一戦だったが、予選を突破できずに9位に終わった。目標とするパリ五輪に向けて新たな課題を修正していく。

 「大会当日の練習が2時間しかなく対応できなかった。滑走順も1番で、すごい緊張しました。自分は緊張すると気分が下がってしまうのでメンタルと対応力を毎日の練習で常に意識して、強化していきたい。夢は世界で活躍するプロスケートボーダーになって、お世話になった方々に恩返しすることです。そのためにも五輪に出場して結果を出したいです」

 ※「バーレーグラインド」…空中で体とボードを180度回転させ、ボードの前方は車輪の側面をパイプに引っ掛け、後方は車輪の金具をパイプに当てて滑り降りる。着地時には再度180度回転させて姿勢を戻す大技。

 ◆赤間 凛音(あかま・りず)2009年1月8日、仙台市生まれ。13歳。小学2年生からスケートボードを始め「ストリート」で活躍。日本選手権は19年に準優勝し、21年に優勝。趣味はゲーム。最近のはやりは、学校の休み時間に友達と行う鬼ごっこ。好きな教科は英語。好物は秋保温泉のスーパー「さいち」のおはぎ。

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