◆世界水泳 第5日(22日、ハンガリー・ブダペスト)
昨夏の東京五輪5冠で、水の新怪物ことC・ドレセル(米国)が、健康上の理由で世界水泳を途中棄権することとなった。ドレセルは今大会、男子50メートルバタフライと同400メートルフリーリレーで2冠を達成していたが、21日の100メートル自由形準決勝は棄権していた。
米国の水泳専門サイト「SWIM SWAM」電子版によると、米国のナショナルチームから「ケーレブ、彼のコーチ、メディカルスタッフと協議した結果、彼が世界水泳から棄権する決断をした。我々の第一優先は常に選手の健康にあり、我々は彼がいち早く回復するために必要な手助けをしていく」と声明が発表されたという。
ドレセルは、21日の100メートル自由形の予選には出場。47秒95の2位で通過していたが、同日午後の準決勝は棄権していた。当初、米国チームはドレセルのその後の競技参加を予定していたというが、残る50メートル自由形、世界記録を保持する100メートルバタフライなど今後全ての種目を棄権することとなった。