◆JERAセ・リーグ 広島5×―4阪神(22日・マツダスタジアム)
阪神は今季6度目のサヨナラ負けで3連敗となった。延長11回にアルカンタラが宇草にサヨナラ弾を浴びた。10回の坂倉の同点弾に続く2イニング連続の被弾。佐藤輝が7回に同点打、10回に一時勝ち越しの適時二塁打を放ったが、疲労回復のために出場選手登録を外れている岩崎の代役でクローザーを託した助っ人が誤算だった。
広島には開幕から1分け挟んで9連敗。首位・ヤクルトとは今季最大の14・5ゲーム差に広がった。プロ野球史上最大の逆転優勝は14・5差をひっくり返した63年の西鉄。いわば、デッドラインに達した。
以下は試合後の矢野燿大監督の一問一答。
―アルカンタラに任せた以上、結果を受け止めるしかない
「まあね。後から振り返ればいろいろあるけど、それはしゃあない」
―それまで中継ぎ陣は踏ん張った
「うーん。もちろん、もちろん。自分たちのピッチングをしてくれたなと思う」
―3打点の佐藤輝をはじめ、打線も粘りを見せた。
「うーん、まあね、もう1点ほしいなというところはもちろんあるけど。負けるとね、やっぱりそうなってくるし、難しいところやね」
―島田と中野の1、2番を入れ替え。中野が最近決まっていなかった犠打を島田が決めた
「まあ、まあ。(理由は)それだけじゃないけど」
―先発のガンケルは自己ワーストの被安打10
「序盤から捉えられる感じがね。それなりのコースにいってるいけどヒットになってるということは、球の状態というかキレというか、そういうのがもうひとつ良くなかったかなというふうには見ているけど」
―疲労回復のために登録を抹消されている岩崎は23日に登録が可能
「うん、上げる」
―ブルペンに厚みが増す
「元気に帰ってきてくれると思うし。スグル(岩崎)にはずっと頼ってるけど、そういうポジションにいるピッチャーなので、また頑張ってくれたらと思います」