元世界王者・久保隼が現役引退へ 4月の佐川遼戦がラストファイト 恩師、関係者に感謝…ボクシング

スポーツ報知
2017年4月9日、WBA世界スーパーバンタム級タイトルを奪取し山下会長(下)に肩車で祝福される久保

 プロボクシングの元WBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼(32)=真正=が現役引退の意向を固めたことが22日、分かった。

 2階級制覇を目指し、2019年5月に敵地でWBA世界フェザー級王者・徐燦(中国)に敗れたのち2連勝したが、今年4月に元日本同級王者・佐川遼(三迫)に3回KO負け。グラブを置くことを決めた。本紙の取材に「戦う心と体をもうつくれない。これに尽きます」と、やり切った心境を明かした。プロ通算成績は15勝(10KO)3敗。

 右利きサウスポーの久保は、南京都高(現京都広学館高)で共に元世界王者の山中慎介氏、村田諒太(帝拳)の後輩。在学時に武元前川監督(故人)の勧めで右構えから左構えに転向し、成功した。東洋大は3年時に退部したがプロで再出発。181センチの長いリーチや、利き腕から繰り出す多彩な右を生かし、白星を重ねた。17年4月には王者・セルメニョ(ベネズエラ)に11回TKO勝ちし、プロ無敗で世界初奪取。初防衛戦で敗れたが、その後の眼疾手術を乗り越えて復帰した。

 14歳から始めたボクシング。引退にあたり「基盤をつくってくださった武元先生、プロの世界でお世話になった真正ジム・山下会長、たくさんの方々に支えていただいたからこそ、ここまで続けてこられた」と感謝した。今後は未定。

 ◆久保 隼(くぼ・しゅん)1990年4月8日、京都市生まれ。32歳。元アマボクサーの父・憲次郎さんの影響で中学2年からボクシングを始める。南京都高3年時は主将でインターハイ準優勝。2013年プロデビュー。15年に東洋太平洋スーパーバンタム級王座獲得。17年にWBA世界同級王座奪取。身長176センチ。左ボクサーファイター。

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