松田丈志氏が分析、銅メダルの本多灯は「自分の泳ぎ」で東京銀の実力証明 ミラクの壁越えパリ五輪金目指せ

男子200メートルバタフライ決勝で銅メダルを獲得した本多灯(ロイター)
男子200メートルバタフライ決勝で銅メダルを獲得した本多灯(ロイター)

◆世界水泳 第4日 男子200メートルバタフライ決勝(21日、ハンガリー・ブダペスト)

 本多選手は勝負強さを見せた。大事なレースで自分の力を出し切り、東京五輪の銀メダルも勢いだけで取ったわけではないと証明した。今回は世界記録で泳いだミラク選手が、前半から明らかに世界新を狙うペースで泳いだ。全体的に、そのハイペースに引っ張られた印象。その中で自分の泳ぎを出来たのが、本多選手だ。特に100メートル~150メートルの泳ぎがよく、そこで順位も8位から3位まで上げて最後もしっかりと粘り切った。

 パリ五輪で金メダルを目指す上で、ミラク選手の壁はとてつもなく高い。私も現役時代は水の怪物と呼ばれたM・フェルプス(米国)に挑戦していたが、ミラク選手はフェルプスの高速水着時代の世界記録を1秒以上も上回っている。ただ本多選手にとってはその壁がモチベーションとなり、自分を磨くことにつながるだろう。まずは1分52秒台、そして日本記録(1分52秒53)更新を目指してほしい。

 東京五輪に続いて、日本チームの流れがよくない中で本多選手が力を発揮した。この勢いに他の選手も乗ってほしい。(松田丈志=北京、ロンドン、リオ五輪3大会連続メダリスト)

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