エフフォーリア、3頭併せで抜群の動き…初めてブリンカー着用で追い切り、横山武「明らかに変わった」

スポーツ報知
ブリンカー初着用のエフフォーリアは3頭併せの真ん中で加速。馬上の横山武も手応え(カメラ・池内 雅彦)

◆第63回宝塚記念・G1(6月26日、阪神・芝2200メートル)追い切り=6月22日

 春のG1シリーズを締めくくる第63回宝塚記念(26日・阪神)で復権を目指すファン投票2位のエフフォーリアが22日、美浦・Wコースで初めてブリンカーを着用して追い切った。3頭併せで抜群の動きを披露し、主戦の横山武史騎手(23)=美浦・鈴木伸厩舎=は「明らかに変わった」と効果を実感。昨年の年度代表馬が、前走の大阪杯9着から反撃を期す。きょう23日に枠順が確定する。

 初めてブリンカーを着用したエフフォーリアが激変した。美浦・Wコースでトロワエスポワール(4歳1勝クラス)を2馬身半追走し、マッチレスノヴェル(5歳2勝クラス)には3馬身先行。抜群の手応えで迎えた直線は2頭の間に入ると、馬なりのまま加速し1000メートル68秒8(1200メートル85秒0)―11秒1で前者に3馬身先着、後者とは併入した。

 Wコースの3頭併せで68秒1―11秒1だった1週前は物足りなさを口にした横山武だが、今週は馬具効果を実感。「明らかに馬のうなり方が変わっていましたし、久々に4コーナーをしっかり抱えながら回ってこられました。やっとエフフォーリアらしい走りだったと思います」と手応え十分の表情を浮かべた。

 鹿戸調教師も同様に急上昇を感じていた。「だいぶズブさが出てきたので、そこを課題と考え、気合を入れるためにブリンカーを着けた。気分良く気を抜かないで走っていた」と合格点。本番では「何か着けたい方向ではいるけど、ブリンカーに限らずチークピーシーズもあるのでこれから考えます」とギリギリまで悩んで結論を出す。

 前走の大阪杯(9着)はキャリア8戦目で初の馬券圏外。ゲートで突進するアクシデントに、初の関西遠征、初めて経験した速い流れと様々な敗因が挙げられるが、横山武は「輸送は2回目で慣れが見込めるかなと思っています。とにかく力を発揮できる立ち回りを意識しています」とリベンジに燃えていた。

 昨年の年度代表馬が復活を懸けて臨む大事な一戦。デビューからコンビを組む23歳の若武者は、最後にキッパリ言い切った。「あんなもんじゃないのは僕が一番感じていますし、エフフォーリアが一番強いのは僕が一番知っています。何とかまたG1を取りたいです」(西山 智昭)

 ◆横山武の今年のエフフォーリア追い切り評

 ▽3月24日(大阪杯1週前追い切り後)

 「左手前の替え方がまだ気になる。ちょっとぎこちなかったですね」

 ▽同30日(同最終追い切り後)

 「有馬記念の時はあまり状態が良くなくて6~7割。天皇賞・秋の時ほどではないけど、8割くらいの状態では出られると思います」

 ▽6月15日(宝塚記念1週前追い切り後)

 「追い切りのメリハリが今一歩。動けないというわけではないけど、良い意味でも悪い意味でもおとなしくなりすぎている。本来のこの馬の姿ではない」

 ▽同22日(同最終追い切り後)

 「何か工夫が必要と言うことで、牧場の方と鹿戸先生とも話をして馬具に工夫をしました。競馬に絶対はないので、絶対大丈夫とは言い切れないですけど、間違いなく1週前追い切りより雰囲気は良くなっています」

 ◆ブリンカーとチークピーシーズ ブリンカーは視界の一部を遮ることで集中して走らせることを目的としている。周囲の影響に惑わされず走らせる用途もある。メンコ(覆面)の目穴部分に取り付けるカップの作りやサイズで効果は変わるが、今回エフフォーリアが着用したのは浅めのもの。一方、チークピーシーズは頬の部分にボア素材のものを装着したもので、左右を見えにくくして前方に意識を集中させる効果がある。

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