【巨人】平内龍太 魔の8回登板で無安打無失点…牧、宮崎、ソトを圧倒

6番手で力投する平内龍太(カメラ・相川 和寛)
6番手で力投する平内龍太(カメラ・相川 和寛)

◆JERAセ・リーグ 巨人5―4DeNA(22日・東京ドーム)

 巨人の平内龍太投手がDeNA戦で8回に6番手で登板。無安打無失点、1奪三振の好投を見せ、チームの勝利に貢献した。

 腹をくくった。平内の右腕から放たれた白球が、18・44メートル先のミットを射抜いた。1点リードの8回2死。ソトに対するフルカウントからの9球目。外角低めいっぱいに154キロの直球を投げ込み、強打者に手を出させなかった。「もうアウトローの真っすぐであそこしかない、と。ずれて四球なら仕方ない。一発よりは」。見逃し三振に斬り、ベンチへ駆け込んだ。

 リーグ5位の42失点を喫している“魔の8回”を、圧巻の投球で制圧した。1点リードの展開で送り込まれ「極力、点差とか回は考えずにいつも通り行こう」。4番・牧を遊ゴロ、宮崎も二ゴロに仕留めるなど、一発のある強打者の並びを3人斬り。勝ち越した直後のイニングをゼロに封じ、試合の流れを落ち着かせた。

 リーグ戦再開後、守護神・大勢につなぐ8回の男にはビエイラが指名された。だが、21日の試合でも3四球と制球を乱して決勝打を許すなど投球内容は安定せず、疲労を考慮されてベンチを外れた。原監督は「このところ連投、連投があったものだから。1日リラックスさせようと」と説明。この日に関しては、代役は平内に託そうと胸の内で早々に決めていた。

8回を三者凡退に抑えた平内龍太を拍手で称える原辰徳監督(カメラ・堺 恒志)
8回を三者凡退に抑えた平内龍太を拍手で称える原辰徳監督(カメラ・堺 恒志)

 原監督も、平内が一本立ちしてくれることを期待する。「彼はまだまだ若いしね。大勢とともに、2人でしのぎを削り合いながらいいライバル関係でやってくれればいいね」。平内は開幕を2軍で迎えたが、4月3日に1軍昇格。ビハインドの展開中心の起用から始まり、コツコツと信頼を重ねて終盤の重圧がかかる場面まで任されるようになった。球速も安定して150キロを超え、落ち球も持つなど、適性は十分にある。

 今後の平内の起用法を問われた指揮官は「まぁ、まだね。7、8、9回は攻撃も守りも非常に重要であるというところだね」と明言は避けた。背番号11も「そういうポジションがもらえればうれしいですが、今はそれよりも与えられた自分の仕事をすることが一番」と冷静に足元を見つめた。だが、チームの鬼門となっていた8回での快投は、ファンにも、指揮官にも強烈な印象を与えたはずだ。(西村 茂展)

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6番手で力投する平内龍太(カメラ・相川 和寛)
8回を三者凡退に抑えた平内龍太を拍手で称える原辰徳監督(カメラ・堺 恒志)
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