競泳ニッポンの元気印、本多灯が日本勢初のメダル 世界水泳デビューで3位「メダルという目標をクリア」

スポーツ報知
世界水泳デビューで3位に入った本多灯(ロイター)

◆世界水泳 第4日 男子200メートルバタフライ決勝(21日、ハンガリー・ブダペスト)

 日本の元気印、本多灯(日大)が、得意の200メートルバタフライで銅メダルを獲得した。昨夏東京五輪で銀メダルを獲得した同種目、1分53秒63で今大会日本勢初の表彰台。レース後は「ベストを狙って泳いでいたのでちょっと悔しい部分もあるけど、その中で自分なりのいいレースできたと思う。負けたことに関しては、ミラクに全然追いついていない事に関しては悔しいけど、メダルという目標をクリアすることができて本当にうれしいです」と笑顔で話した。

 世界記録保持者のK・ミラク(ハンガリー)と、男子400メートル個人メドレーを制した超新星、L・マルシャン(フランス)に挟まれた6レーンでスタートした本多。前半100メートルから、ミラクが世界記録を約1秒上回る異次元のスピードでレースを展開。「ミラクにそんなに翻弄されてないと思ったんですけど、やっぱり最後の50(メートル)やっぱり詰まっちゃって」と本多。ミラクは1分50秒34の驚異的な世界新を樹立。本多も自己ベストまで0秒10に迫る健闘を見せ「その中でもいいレースをしたと思う」と、最大限の力を発揮した。

 今大会は初日に、男子400メートル個人メドレーに出場して7位。同種目を制したのが、200バタでも2位に入った20歳のマルシャンだった。マルシャンは世界記録まで0秒44に迫る4分4秒28でV。本多は「傍観者になってる自分がいて。それが本当に悔しくて。レオン(マルシャン)のレースを見てすごく僕も、影響されてこれで『俺もやってやろう』と言う気持ちになれた」という。同世代のライバルから受けた刺激。「敵に塩を送られてる感じになっちゃったけど、それをしっかり受け取って自分はしっかりやれたと思う。本当によかった」と、確かな力にした。

 初出場だった東京五輪では2位に入り、不振の日本勢に火を灯した。今大会も日本勢初のメダルで、チームを鼓舞。ライバルのミラクには大会前、「『こいつすげぇな』と思わせたいですね」と意気込み一泡吹かせることは出来なかったが、2年連続で世界の舞台で表彰台に上がった。「色んな同世代の選手が活躍していて、その中で僕はまだベストタイムも出てないし、悔しい思いをしているけど、『これが世界なんだな』というのが分かった。来年は(世界選手権が)福岡で日本開催なので、そこで日本の意地を見せたいと強く思います」。20歳の若武者は、世界のHONDAを目指して泳いでいく。

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