◆ジュライC・G1(7月9日、英国ニューマーケット競馬場・芝1200メートル)=国内最終追い切り、6月22日・栗東トレセン
ジュライCに出走するキングエルメス(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が国内最終調整を行った。坂路を単走馬なりで54秒3―12秒7でリズミカルに登坂した。「向こうにいってあと2本やる予定。骨折明けのアーリントンカップの時よりはるかにいい。NHKマイルの疲れがあったが、よく立ち直ってくれた」と目を細めた。
「この血統が1か所でやっていると飽きてしまう。その意味で環境を変える」とトレーナーは欧州遠征の意図を明かした。「どれだけやれるか。チャレンジャーになるが、楽しみ」と胸を高鳴らせた。ジュライC後は仏国のモーリスドゲスト賞・G1(8月7日、ドーヴィル競馬場・芝1300メートル)に参戦を予定している。
また、英国のサセックスS・G1(7月27日、グッドウッド競馬場・芝1600メートル)から仏国のジャックルマロワ賞・G1(8月14日、ドーヴィル競馬場・1600メートル)への出走を予定しているバスラットレオン(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)は坂路単走で59秒2でキャンター。「ずっと絶好調。早く使いたいね」とトレーナー。ともに23日に出国する。