AS日本、銀メダル…力強さと迫力、テーマ「ヴァンパイア」で演出 高さあるリフトも決めた

スポーツ報知
日本の演技(ロイター)

◆世界水泳 第4日(21日、ハンガリー・ブダペスト)

 アーティスティックスイミング(AS)のチーム・テクニカルルーティン(TR)決勝は、予選2位の日本(藤井、比嘉、木島、佐藤友、柳沢、安永、吉田萌、吉田理)が92・2261点で2位。軍事侵攻による強豪ロシアの不在、そしてウクライナは棄権したが、中国に敗れ銀メダル。2大会ぶりのメダルも課題を残した。競泳では男子100メートル自由形予選で松元克央(25)=ミツウロコ=が48秒83の全体23位で予選落ちした。

 新生マーメイドジャパンが、笑顔のスタートを切った。予選の91・2049点から決勝で得点を上げ、92・2261点。強豪ロシアとウクライナは不在だったが、07年メルボルン大会以来、7大会ぶりの銀メダルを決め8人は笑顔で抱き合った。力強さと迫力を、テーマ「ヴァンパイア」で演出。高さのあるリフトも決めて観客をわかせた。

 前回の19年光州大会は、ロシアと中国、ウクライナに敗れてTR、フリールーティン(FR)ともに4位。3大会ぶりに表彰台を逃し、昨夏の東京五輪でも同じ3か国に上回られた。東京大会からチームメンバー8人のうち、4人が入れ替わった。10人で行うフリーコンビネーションでも2大会ぶりの表彰台となる銀メダルを獲得したが、五輪種目となるTRでのメダルは異なる価値を持つ。

 5月の日本選手権。チームコンビネーションでミスを連発し、選手で話し合いの場を設けてチームワークを確認し合った。見つけた課題は「個々で、1人ずつが頑張ろうとしていた。あせらずに、落ち着いていこう」と全員で共通認識を持った。一人一人の動きから列、隊形の正確性まで。ベテランと若手が融合し、昨夏の悔しさを晴らす準備をチーム一丸となり進めてきた。

 五輪では、TRとFRの合計点で順位を争う。メダルこそ獲得したが、五輪チャンピオンのロシアと3位のウクライナは不在。2位という結果でも、中国には約2・5点差をつけられた。更なるレベルアップは不可欠だ。東京大会後、長年日本を率いてきた井村雅代氏(71)がヘッドコーチ(HC)を勇退。中島貴子HCのもと、2年後のパリではメダル奪還に挑む。一度ついた序列を覆すことが難しいAS。一歩ずつ前に進んで行く。

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