◆新日本プロレス「NEW JAPAN ROAD」大会 ▽AEWオールアトランティックチャンピオンシップ進出トーナメント決勝戦・時間無制限1本勝負 〇石井智宏(13分21秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め)クラーク・コナーズ●(21日、東京・後楽園ホール、観衆1380人札止め)
優勝者が26日(日本時間27日)の米シカゴ大会で行われる初代王座決定4WAYマッチに進出するAEWオールアトランティックチャンピオンシップ進出トーナメント決勝で、石井智宏がクラーク・コナーズを撃破。シカゴへの道を切り開いた。
ヘビー級の石井に対し、ジュニアのウエイトのコナーズも真っ向勝負。終盤、スピアー連発で格上の石井を瀬戸際まで追い込んだが、必殺のトロフィーキルを回避した石井が最後は豪快な垂直落下式ブレーンバスターでコナーズをたたきつけ、3カウントを奪った。
汗まみれの顔でバックステージに登場した石井は「なあ、言った通りやる意味のないトーナメントだろ? 何も起こらないだろ? なあ、サプライズもねえ。当たり前だけが残ったトーナメントだ」と圧勝に胸を張ると、「俺は最初からあのベルト見ていたからな。4WAY? 4WAYだの、3WAYとか嫌いだけどよ。組まれた以上、やってやるよ。あのベルトに俺が命を吹き込んでやる」と続けていた。
(中村 健吾)