C大阪は「誘い誘われ―」でファンコミュニティー拡大…関西4クラブに聞いた コロナ禍からの打開策

スポーツ報知
C大阪がファンコミュニティー拡大を図ろうと開催したフットサル大会には60人が参加(セレッソ大阪提供)

 日本代表などの活動期間を終えて、J1リーグは18日から再開し、前半の17節を終えた。新型コロナウイルスの影響で一時期は無観客開催を強いられたスタジアムには客足が戻りつつあり、一部で「声出し応援」の実証実験も行われている。関西4クラブに、コロナ禍での現状と新たな方策を聞いた。

 コロナ禍のなか、昨年から新本拠地・ヨドコウ桜スタジアムでホームゲームを開催しているC大阪。集客はコロナ前の水準(1試合あたり約2万人)の50%程度という現状を変えるため、全社的に動いているのが「誘い誘われプロジェクト」だ。初観戦した人の“承認欲求”を満たし、再来場を促すきっかけを提供することを目的に、各部署からメンバーが集まって企画を練っている。

 中心メンバーである事業部の島田皓介さんによると、現在構想中の案は大小含めて20~30個。すでに実施しているのがファンコミュニティー拡大で、4月にはクラブ主導で開催したフットサル大会に60人が参加したという。「それがきっかけでスタジアムに来てくれた方もいた。少しずつ手応えは感じています」と声を弾ませた。

 他にも検討しているのがスタジアムで一体感を出すための試み。先月21日にホームで行われた大阪ダービーでは、来場者にオリジナルフラッグをプレゼントし、選手を後押しした。島田さんは「ここでしか見られないライブ感を作っていきたい」と、今後も演出に力を入れる見通しを口にした。

 ◆本拠地と観客動員 C大阪の本拠地は2021年から使用する「ヨドコウ桜スタジアム」(2万4665人収容)。ホーム平均観客数は当時ヤンマースタジアム長居を使用していた19年の2万1518人から、無観客や50%などの入場制限があった影響で20年は7014人、21年は5070人。現在、関西4クラブの本拠地はすべて2万以上収容可能の専用スタジアム。C大阪のほか、G大阪、神戸もコロナ前の水準に届いていないが、京都は20年の新スタジアム完成、今季からのJ1昇格で19年より観客動員は上回っている。

■「声出し応援」再開 エリア&人数を順次拡大へ

 〇…Jリーグは5月、コロナ禍で禁止していた声出し応援の段階的導入を決定した。今月11日のルヴァン杯プレーオフステージ・鹿島―福岡戦(カシマ)、翌12日のJ2・東京V―岩手戦(味スタ)でホーム、ビジター計3000人までの声出し応援エリアを設置。前後左右を1席ずつ空けた配置とし、不織布マスクを着用した上で実証実験が行われた。7月はJ1、J2の6試合で検証され、同エリアは7000人まで拡大される予定。8月中には希望するクラブ全てが同エリアを導入できるよう進める。

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