スポクラの東京五輪銅メダリスト・野口啓代さん、初の著書出版「自分がやってきた事を多くの人に伝えたい」

スポーツ報知
初の著書を手に笑顔の野口啓代さん

 昨夏の東京五輪スポーツクライミング女子銅メダルの野口啓代さん(33)が19日、自身初の著書『強くなるコアトレ スポーツクライミングのコンディショニング』刊行記念イベントに臨んだ。都内のボルダリング専門ジムで、合計約100人(3部制)の一般参加者にコンディショニングやクライミングを指導し「皆さんに『普段考えもしなかったことを教えてもらった』と言っていただけて、よかった」と笑顔で振り返った。

 野口さんは昨夏東京五輪後、現役を引退。「自分がやってきたことを多くの人に伝えたい」と、専属コンディショニングトレーナーの有吉与志恵氏と約3年間で培った知識と経験を、1冊にまとめた。野口さん自身、有吉氏と出会い体のメンテナンスや使い方を習得することでパフォーマンス向上を実感したという。五輪内定をかけた19年世界選手権では、10日間の長丁場だったが「昨日より今日、みたいに調子が上がっていった」と、切符獲得につながったという。

 スポーツクライミング界では、トップ選手の中でもウォーミングアップ法が確立されていないなどの現実もあったという。野口さんも「トレーニングはやっていたが、体をリセットする面では知識がなかった。自分でコンディショニングすることはやっていなかった」。肩や手首、膝など関節のケガも多いというクライミング。準備運動や体のメンテナンス、ケガ予防の面でも知識とノウハウを広めていきたい思いがある。

 著書の中では、野口さんが現役時代に実際に行っていたウォーミングアップ法も全てを公開している。現役引退後、技術指導なども通じてクライミング界発展に貢献する野口さんは「コンディショニング自体は、全てのスポーツに通じるところ。普及活動や子どもたちの育成、コンディショニングのイベントも、キッズアカデミーなどでやっていけたら」と青写真を描いた。

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