2組で東海大が首位キープ 東洋大が3位、大東大が4位に浮上 7枠を争う全日本大学駅伝関東選考会

スポーツ報知
第2組、力走する(左から)大東大・ピーターワンジル、東洋大・丸嶋恵舜、東洋大・熊崎貴哉、専大・木村暁仁(カメラ・小林 泰斗)

◆全日本大学大学駅伝関東選考会(19日、神奈川・相模原ギオンスタジアム)

 本戦(11月6日、名古屋市~三重・伊勢市)の出場権7枠をかけて20校が参加。1万メートルのレースが4組行われ、各校2選手が出場して計8人の合計タイムで争う。

 第2組が終了。

 第1組で首位の東海大、2位の神奈川大が第2組でも手堅く走り、それぞれ順位をキープした。

 東洋大は、熊崎貴哉(3年)が2位、九嶋恵舜(3年)が3位とそろって好走し、第1組終了時点の6位から3位に浮上した。ゴール後、倒れ込むほど全力を出し切った熊崎は「主力に頼るのではなく、自分が何とかしなければならないと思って走りました」と充実の表情で話した。九嶋は「(強豪が集まる)最終組に1年の緒方澪那斗が入っているので、できるだけ負担を減らしたいと思った」とチームに対する強い思いを明かした。昨年の本戦10位でシード権(8位以内)を逃し、2008年以来、14年ぶりに選考会に回ったが、しぶとい走りを見せている。

 第1組で14位の大東大が10校抜きで4位に急浮上した。2000メートルから一気にペースを上げた大東大のピーター・ワンジル(2年)が独走でゴールした。大東大は箱根駅伝優勝4回、全日本大学駅伝優勝7回を誇るが、近年、箱根駅伝予選会は3年連続で敗退。全日本大学駅伝選考会は4年連続で敗退している。しかし、2019年に全国高校駅伝で宮城・仙台育英を優勝に導いた真名子圭(まなこ・きよし)監督(43)が今春、就任し、チームは上向き。特にワンジルの復調が目覚ましい。昨年は全日本大学駅伝関東選考会、箱根駅伝予選会でいずれもチーム最下位に終わるなど絶不調だったが、5月に5000メートルで13分31秒97の自己ベストをマーク。仙台育英高を卒業後、実業団のコモディイイダに3年間、在籍していたワンジルにとって高校2年生以来、実に6年ぶりの自己ベスト更新だった。高校時代の恩師の真名子監督の指導を受けることで本来の力を取り戻した。昨年の全日本大学駅伝関東選考会では最終組で大ブレーキを喫したが、今年はポイントゲッターとして大活躍した。「うれしいです。チームのためにいい走りができました」と感慨深い表情で話した。

 例年6月下旬に開催される全日本大学駅伝関東地区選考会は、猛暑に見舞われることもあり、ゴールできずに途中棄権をする選手もいる。ハーフマラソンに各チーム12人が出走し、上位10人の合計タイムで競う箱根駅伝予選会と異なり、出走8人全員の1万メートルの合計タイムで競うため、ひとりでも途中棄権すると、その時点で伊勢への道は途絶える。古くは2005年に東海大、最近では2016年に神奈川大と創価大、2018年に中大が途中棄権し、本戦の出場権を逃した。この日、会場の相模原市の最高気温が29・2度。夕刻になっても暑さが残り、さらに強めの風も吹くタフなコンディションとなった。一定のペースで進む記録会とは異なり、レースの途中でペースが乱高下することが多く「速さ」より「強さ」が求められる選考会。伊勢行きの7枚の切符をかけた戦いは佳境の第3組に入った。

 第2組終了時点の成績は以下の通り。

 <1>東海大

 <2>神奈川大

 <3>東洋大

 <4>大東大

 <5>帝京大

 <6>中央学院大

 <7>国士舘大

 6秒61差

 <8>日大

 <9>創価大

<10>城西大

<11>駿河台大

<12>立大

<13>山梨学院大

<14>日体大

<15>法大

<16>拓大

<17>日本薬科大

<18>専大

<19>上武大

<20>東農大

 本戦には全国から25校とオープン参加の日本学連選抜チーム(東海を除く)と東海学連選抜チームを含めた27チームが出場。昨年の本戦で優勝した駒大を始め、2位・青学大、3位・順大、4位・国学院大、5位・東京国際大、6位・早大、7位・明大、8位・中大はシード校。関東地区からは計15校が本戦に出場する。

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