前侍ジャパン監督、日本ハム・稲葉篤紀GM兼SCO(49)が19日、神奈川県平塚市内で行われた「第30回ハーレムベースボールウィーク」(7月8日開幕、オランダ)に出場する大学日本代表の選考合宿を視察し、紅白戦2試合で投打に存在感を示した今秋ドラフト1位候補の日体大・矢沢宏太投手(4年)を「投げる方も打つ方も何か積極的にいく姿というのは、非常にいいものを見せてもらったなと思います」と絶賛した。
まず白組の先発として紅白戦1試合目に登板し、2回無安打無失点。初回に制球を乱す場面があったが、最速149キロの直球を中心に2回は3者凡退に抑えた。稲葉GMは「スライダーのキレというものがね。非常にいいものを持っているなというふうに感じました」と評価した。
2試合目の紅白戦には打者として出場し、中前適時打を含む2打数1安打1打点。稲葉GMは「初球からどんどん振っていく姿勢というのは、ボールに初球から向かっていく姿勢というのは非常にいいものを感じましたし、スイングのスピードもありましたし」と素質の高さに目を細めた。