時政パパ・坂東彌十郎の意外な素顔「理不尽だったと思う」 長男・坂東新悟にはスパルタ指導

スポーツ報知
坂東彌十郎

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜・後8時)で人間味あふれる演技が注目されている坂東彌十郎が、歌舞伎座「七月大歌舞伎」(4~29日)の第3部「風の谷のナウシカ 上の巻―白き魔女の戦記―」で1年3か月ぶりに歌舞伎復帰する。

 銀幕のスターでもあった父・坂東好太郎さんを早くに亡くしたこともあり、苦労を重ねた役者人生だ。25歳から40歳まで3代目市川猿之助(現猿翁)一門で経験を積み「芝居の向き合い方、演出、歌舞伎役者としてのほとんどを猿翁さんから影響を受けました」。40代以降は中村勘三郎さんの「コクーン歌舞伎」などに出演。「勘三郎さんは誰よりも勉強して稽古熱心な人。少しでも近づきたいと思って僕も努力をするようになりました」と振り返る。

 インタビューでは受け答えが丁寧で、謙虚な人柄がにじみ出る。だが、長男の坂東新悟について尋ねると口調が一変した。「新悟が20歳になるまでは、かなり厳しくしました。劇場に向かう車でも、ずっとセリフの稽古をして『違う!』『もう1回!』と。それは理不尽だったと思います」。自身が立役(男役)で新悟が女形のため「出ている舞台は全部見ていますが、最近は関知しないようにしています。何かあれば、遺言として書き残しておこうと思います」

 時政パパとは違う、意外な一面。師匠としての顔だ。新悟の成長ぶりについては「どうしても辛(から)く見てしまいますが、全然だめな時もあるし、これくらいならいいかなということもある」と厳しい。一方で2014年に親子で始めた自主公演「やごの会」について「コロナで自粛していましたが、またやりたい。今後、プロデュース的なことを彼に任せたい」と新悟に演出を委ねることを明かした。(記者コラム・有野博幸)

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