【巨人】坂本勇人「スタートが大事」19年のリスタートダッシュ再現へ17日リーグ戦再開

スポーツ報知
坂本勇人

 プロ野球のリーグ戦が17日から再開する。巨人の坂本勇人内野手(33)は16日、17日の中日戦(バンテリンD)から一戦必勝の精神でリーグ戦の再加速を目指す決意を示した。首位のヤクルトとは交流戦前の1ゲーム差から7差まで開いたが、「一人一人が緊張感を持って目の前のプレーを精いっぱいやるだけ」と強調。優勝した2019年の交流戦明けには自らの猛打でチームを7連勝に導いた主将が、“リスタートダッシュ”を再現する。

 リーグ戦再開を前に、坂本は再加速への決意を口にした。交流戦を8勝10敗で終え、1差だった首位・ヤクルトには7差と離されたが「どんな状況であってもやるべきことは変わりません」と語気を強めた。目の前の1試合、ワンプレーに全力を尽くすことの積み重ねが、巻き返しに最も必要なことと説いた。

 得意のリスタートで逆襲に転じる。昨季の巨人は、交流戦終了時点で首位の阪神と7ゲーム差をつけられた。リーグ戦再開初戦の直接対決(甲子園)で黒星を喫して8差となったが、そこから怒とうの8連勝。一時は首位に立つ巻き返しを見せた。19年には交流戦後、リーグ戦再開から7連勝。この“リスタートダッシュ”が効き、5年ぶりのリーグ優勝を果たした。同年、リーグ戦再開後初黒星を喫するまで、坂本は打率4割、満塁弾を含む4発13打点と圧倒的な打棒でけん引。今季は打線のど真ん中の5番に座り、主役として当時の再現を狙う。

 今年のチームは原監督が「若いチーム」と言っていたように、安定した力を発揮できることが前提ではない。それでも、若手は勢いに乗れば予想以上の爆発力をもたらす存在でもある。現に開幕ローテには1軍未経験だった山崎伊、赤星、堀田が名を連ね、9試合で6連勝を含む8勝1敗と開幕ダッシュに成功。野手でも坂本の離脱中は中山が遊撃を守り、現在は増田陸がレギュラーをつかもうかという勝負強さを見せている。「自分も含めて、チーム全体の刺激になっていることは間違いありません」と、主将も逆襲に向けて若い力の必要性を実感。フレッシュな戦力とも手を取り合い、再加速を図る。

 レギュラーに定着した高卒2年目の08年には、阪神との最大13差を逆転して優勝を成し遂げた経験もある。「一人一人が緊張感を持って目の前のプレーを精いっぱいやるだけです」という言葉は、追う側の心構えとして経験の少ない若手への指針にもなる。

 17日からの中日3連戦に向けて、チームはこの日、名古屋に入った。「スタートが大事になってくるので、まずは初戦に向けていい形で臨めるようにしっかりと準備をしたいです」。19年の交流戦明け7連勝を始めとする数々の経験、実績が「スタートが大事」のフレーズに重みを与える。シーズンはまだ折り返し前。主将を先頭にスローガンである「不屈」を体現し、一枚岩となって突き進む。(河原崎 功治)

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