一関学院の工藤信太朗が5000mでド根性V 4日で1万1000m…東北高校陸上

スポーツ報知

◇東北高校陸上 第2日(15日、新青森県総合運動公園陸上競技場)

 男子5000メートルは一関学院(岩手)の工藤信太朗(3年)が、自己ベストの14分06秒20で優勝した。14日に1500メートルを制し、12日のU20日本陸上選手権(大阪)3000メートルでもVと、4日間で1500メートル予選も含め計1万1000メートルを走り3連勝のド根性をみせた。女子100メートルは山形市立商・高橋亜珠(3年)が12秒01で優勝。男子100メートルは日大東北(福島)の斎藤慧舟(3年)が接戦を制した。

 圧巻のラストスパートだった。ラスト1周の鐘が鳴り、3位につけていた一関学院・工藤は残り160メートルで猛ダッシュ。並走していた2位の選手を3秒引き離してゴールテープを切った。直後にガクッと膝から倒れ込み「スパートがかかるか不安だったけど、持ち味を出せてホッとしてます」と優勝を喜んだ。

 12日のU20日本選手権で男子3000メートルを優勝。14日には今大会の1500メートルで予選、決勝と2本走りV。この日までに6000メートルを走った疲労もあり「残り3000メートルまで集団で息を整えて走ろう」と臨んだ。ラスト1000メートルで2位の選手のスパートと同時に流れに乗って加速。その後突き放すという作戦通りで制し「一番きつかったときに後ろにつけていたことが大きかった」とうなずいた。

 あこがれの選手は三浦龍司(順大)だ。日本選手権男子3000メートル障害の連覇を生観戦し、「スピードが出てなさそうなフォームで速い」と驚いた。ラストスパートも「ラスト1キロから仕掛けているのが自分と違う。それで勝ち切る姿を見てかなり刺激になりました」と目を輝かせた。

 7月23日から四国で開幕する全国高校総体か、同15日からオレゴンで行われるU20世界選手権を目指していく。4日間で4レース、1万1000メートルを走り、優勝3回にも「どれだけ優勝してもチャレンジ精神をもって、天狗にならずに常に上を見ていきたい」ときっぱり。「どっちに出ても自分より速い選手がたくさんいるので、どれだけ通用するのか楽しみ。ラストスパートまで持ち込みたい」と勝利を狙う。(山崎賢人)

 【男子100メートル】0秒004差で制し、力強く右手でガッツポーズした日大東北・斎藤。福島県大会は200メートルにも出場し、競り負けていた。悔しさをバネに最後の競り合いを意識した練習を重ね、「しっかりと成長を見せられた。東北大会では(予選から)3本あるので、しっかりと調整しながら記録をあげられてよかったです」と手応えを感じた。

 【女子100メートル】接戦を制した山形商の高橋は、公式記録が電光掲示板に表示されると両手を挙げて何回もジャンプして喜んだ。「手応えは正直なかったです。去年は2位だったので、本当にうれしいです」と笑顔で振り返った。予選、準決勝とタイムを狙ったが思い通りにいかなかった。スタートの反応と初速が上がらない課題を感じており「決勝前にはスタートの練習をとにかくやりました」。思い通りのスタートから優勝をつかみ「改善できたので良かったです」と納得した。昨年の全国高校総体100メートルは「決勝にいける」と自信があったが予選敗退。雪辱へ向けて「予選の段階で今回の決勝ぐらい走らないといけない」と油断なく全国舞台に挑むつもりだ。

 

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