杖田選手トップ通過25尾!8人決勝進出…「第53回報知アユ釣り選手権・オーナーカップ」和歌山・有田川予選

スポーツ報知
有田川予選を突破した(前列左から)杖田、久保、長谷川、木下、(後列左から)多禰、渡辺、坂本、古田の8選手

 3年ぶりの開催だ!12日、「第53回報知アユ釣り選手権・オーナーカップ」和歌山・有田川予選が行われ、120人が参加した。午前8時からの3時間で釣ったアユの総尾数で勝負。最高釣果25尾を釣り上げた杖田忠夫選手(82)=関西AYU扇会=や3大会連続で進出を決めた木下英選手(63)=林一族=ら8人が決勝大会(8月5、6日、岐阜・馬瀬川上流)出場を果たした。

※成績はオトリ3尾込み。

【主催】報知新聞社

【協賛】(株)オーナーばり

【協力】有田川町、有田川町観光協会、有田川漁業協同組合

 今年も天然遡上が多く見られた有田川は関西の人気河川だ。5月1日の早期解禁日には、待ちわびたたくさんの友釣り愛好家が訪れた。それから1か月半。選手たちが釣ったアユのサイズは16~18センチを主体に、中には21センチ級の良型も目立ち、順調な成育ぶりを見せている。これからも大きく育ち、強い引きで釣り人を楽しませてくれそうだ。

 当日の天気は晴れ。平水より約10センチの減水で濁りはなかった。時折吹く強い風に悩まされながらも選手たちは懸命にアユを追った。

 競技は4つのブロックで行われ、それぞれ上位2人、計8人が決勝大会への切符を手にした。予選突破選手の戦いぶりは以下の通り。( )内は主に使用したハリと水中糸。

 【〈1〉ブロック】杖田忠夫選手(秀尖6・5号4本イカリ、ザイト・フロロ鮎0・15号)は、岩盤のトロ場を攻略。「ハリが合ってないのかバラシが多くて」と幾度となくハリを交換し、ようやく落ち着いた「秀尖」で数を伸ばした。前回出場した第44回決勝大会では「選手宣誓」の大役を務めた。「馬瀬川は石が大きいから苦手。まあ頑張るわ」と頬を緩ませた。

 多禰守隆選手(一角SP6・5号4本イカリ、複合0・03号)は、2大会連続で決勝大会へ。ものの3分で1尾目を釣り上げ、以降はテンポよくオトリを循環させた。「魚がいる層を狙って、泳がしすぎず止めすぎず。糸アタリするようなら、そこで粘って待ちました」と、釣果24尾は全体で2位だ。前回は2回戦敗退。「今回はそれ以上を目指します!」と巻き返しを狙う。

 【〈2〉ブロック】久保智宏選手(楔6号4本イカリ、ザイト・フロロ鮎0・2号)は、今年トーナメントデビュー。2戦目となる今予選で全国大会出場を決めた。「オトリの姿勢と引くスピードに注意した」とトロ瀬を中心にコンスタントに釣り上げて20尾の釣果。「馬瀬川は行ったことがないので癖をつかんで、少しでも上位を目指せるように」と無欲で臨む。

 渡辺亮選手(楔6・5号4本イカリ、メタル0・04号)は、「石の色がいいところを探した」と開始5分で野アユをゲット。その後もチャラ瀬とトロ場を往復しながら、オトリを循環させた。アユ釣り歴11年目で初の決勝の舞台に。「全国大会に出場した友達がいるんで、やっと追いつけたかな」と、とりあえずの目標はクリアだ。

 【〈3〉ブロック】長谷川勇太選手(狐7号4本イカリ、ザイト鮎0・3号)は、狙っていた最下流のポイントへ一目散。1尾目を仕留めるのに1時間を費やしたが、ここから得意の泳がせ釣りが本領を発揮した。トロ場を中心に数を伸ばし、初の決勝大会へ。「たくさんの名人や名手の方々と同じ舞台に立てる。力を出し切りたい」と思いをはせた。

 坂本浩規選手(狐6・5号4本イカリ、メタル0・07号)は、最後尾からのスタートとなり、上流の空いた場所で竿を出した。瀬肩や岩盤でポロポロと数を稼ぎながら、「泳がせてみたらアタリだした」と竿抜けのトロ場で一気に加速。残り1時間で11尾を釣り上げた。2大会連続の決勝進出に「馬瀬川は初めてになる。ベスト8を目指したい」。前回、2回戦で散ったリベンジを誓った。

 【〈4〉ブロック】木下英選手(スティング7号3本イカリ、ザイト・メルファ複合メタルMH0・03号)は、瀬落ちしたトロ場でテンポ良く掛けた。オトリを失うトラブルがあったが、「決めていたポイントに入れたのがよかった」と勝因を挙げた。決勝出場は10回以上。「まずは1勝。それを続けていければ」とベテランは今回も勝ち名乗りを上げた。

 古田尚也選手(キメラSP7・5号3本イカリ、ザイト・メルファ複合メタルMH0・04号)は、「ここはたたかれていない」とにらんだ分流で13尾が入れ掛かりに。最初のオトリ交換までに時間がかかり苦労はしたが、瞬く間に差を詰めた。3大会ぶりの出場に「自己最高のベスト8以上を狙いたい」と目標を口にした。

 大上将樹・競技委員長 「各ブロックで決勝進出を決めた2人は、そろって抜きん出た釣果を挙げた。以外の釣果に目をやると、やはり場所ムラが激しかったように感じる。聞くと、早くオトリを交換できた選手が釣果を伸ばしたようだ。決勝大会では、有田川代表メンバーが上位独占するような活躍を期待しています」

 ◇寄贈 選手が釣ったアユは有田川町の社会福祉法人「きびコスモス会 コスモス作業所」に寄贈した。

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