琴ノ若、高安と精力的に稽古 「先代みたいな馬力を」 祖父・琴桜映像参考にさらなるパワーアップ狙う

スポーツ報知
琴ノ若(右手前)はぶつかり稽古で高安(左)の胸を借り息も絶え絶えに(代表撮影)

 大相撲の幕内・琴ノ若(佐渡ケ嶽)が15日、千葉・松戸市の部屋で出稽古に来た幕内・高安(田子ノ浦)と火花を散らした。元大関とは連続で18番取るなど、8勝14敗。ともに幕内の琴勝峰、琴恵光の部屋の力士を含めると26番取った。24歳のホープは、ぶつかり稽古でも32歳の高安の胸を借り、息も絶え絶えになる場面もあった。精力的に汗を流し「いい稽古ができたと思います」と充実の表情を見せた。

 今年に入ってから1月の初場所と3月の春場所で11番を挙げ、優勝争いにも加わった。自己最高位となる西前頭2枚目まで番付を上げた5月の夏場所は2ケタに届かなかったが、9勝で勝ち越した。「(今年の)最初の2場所に比べたらあまり良くなかったですけど、相手に対策されているであろう中でも、しっかりそれに対応というか、出し切れるポイントをしっかり自分で出すことはできました。もっとそれをいい内容の方で出せればいいかなと思っています」と振り返った。

 稽古場で意識することは攻める相撲だ。「先代みたいな馬力を見せられればいいんですけど」と琴ノ若。祖父は強烈なぶちかましなどから“猛牛”と呼ばれた先代・佐渡ケ嶽親方の元横綱・琴桜だ。映像もよく見ているといい「力を伝えるポイントとかは先代の相撲を見たりして『こういうところだったらハマるんだ』とか、北の富士さんがよく言っていますけど、(琴桜の)喉輪だったりおっつけ、あれがハマったら起こされていたっていうぐらいなので。自分はこの位置じゃないとか、実践してみて見つけられる部分があったり、そういう気付きがあればいいと思って見たりしています」と祖父の動きを研究しつつ、自らの血肉にしようとしている。

 父は現師匠の元関脇・琴ノ若。息子の琴ノ若は「師匠は現役の時を(実際に)知っている。師匠は技もうまかったので、それも攻めていれば出せる。先代の攻めをうまく使いつつ、師匠の技術を攻めの中で出せればまた強みになるんじゃないかなと思います」と祖父と父の“いいとこ取り”でさらなる上位進出を狙う。

 新型コロナの影響で、出稽古に来た他の部屋の関取衆と胸を合わせるのも2年以上ぶりだ。琴ノ若は「タイプも違いますし、うちも人数いるので相撲のタイプは豊富ですけど、その中でしっかり対応できるように稽古をやってきたので、自分の力を試すじゃないですけど、いろんな意味で内容のある稽古になったと思います」と、うなずいた。琴勝峰は「いつもよりちょっとピリッとしている感じはあります」。琴恵光も「稽古場の空気感というか、やっぱり緊張感というか、そういうのも変わってきますね」と刺激を受けている様子だった。

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