◆陸上 日本選手権 最終日(12日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
男子110メートル障害決勝で、東京五輪代表の泉谷駿介(住友電工)が13秒21(向かい風1・2メートル)で2連覇を達成。オレゴン世界陸上(7月、米国)の代表に内定し「うれしい気持ちもあり、安心した気持ちもある。しっかり国内で優勝して内定できて良かった」と喜びを語った。
序盤から抜け出すと、そのままトップでゴールを駆け抜けた。今季序盤の左足首捻挫からしっかりと復活し「どんなにけがをしても怖がらずにいけるのが自分の良いところ」と笑顔を見せた。
昨夏の東京五輪は0秒03及ばず、惜しくも決勝進出を逃した。それでも今大会の勝利で自信を付けた泉谷は「この調子を維持して、もう1、2段階キレと出力を上げられると思う」。再びつかんだ世界の舞台で、五輪よりも成長した姿を見せつける。