苅部俊二氏 悪条件でも好記録の泉谷駿介は世界陸上表彰台も狙える 男子110メートル障害

スポーツ報知
男子110メートル障害決勝で優勝した泉谷駿介(カメラ・石田 順平)

◆陸上 日本選手権 最終日(12日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

 男子110メートル障害決勝で、日本記録保持者の泉谷駿介(22)=住友電工=が13秒21(向かい風1・2メートル)で2連覇し、世陸内定をつかんだ。序盤から鋭く抜け出し、勢いに乗って独走した。今季序盤の左足首捻挫から完全復活。「うれしいし、安心した。不安はあったけど、どんなにけがをしても怖がらずにいけるのが自分の良いところ」と胸を張った。

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 ハードル種目は空中に浮いている状態で向かい風を受けるため、100メートル走に比べて影響が大きい。泉谷はその中で13秒2台の好記録を出せた点に価値がある。条件が良ければ、13秒1台、0台が視野に入る走り。力量は、ワールドクラスの領域に達したと感じた。村竹も動きのしなやかさに加え、ハードリング技術が高まった。順大の先輩、後輩として、刺激し合ってほしい。

 110メートル障害は、陸上の中でも“完成形”を迎えた種目と言われる。世界が停滞する間、日本は技術をどんどん高めて差を埋めてきた。種目特性の上でも、ハードルにぶつかるミスや転倒などアクシデントが起こりやすく、少しのミスが命取りになる。日本勢は決勝で勝負する力があるし、持ち味の器用さを発揮すれば、表彰台も“もしかしたら”と期待する余地は十分ある。(96年アトランタ五輪400メートル障害代表、法大監督)

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