藤井聡太五冠が順位戦A級開幕へ気合「1年かけて戦っていく上で1回戦は大きな意味を持つ」

スポーツ報知
名古屋市の料亭「か茂免」で開かれた叡王防衛祝賀会で、第2局の大盤解説を自ら行った藤井聡太叡王(左)と師匠の杉本昌隆八段

 将棋・藤井聡太五冠=竜王、王位、叡王、王将、棋聖=の叡王防衛祝賀会が11日、愛知県名古屋市の料亭「か茂免(かもめ)」で開催された。

 藤井は第7期叡王戦で挑戦者の出口若武六段をストレートの3連勝で破り、連覇を果たした。同所は第4局が開催される予定だった。同タイトル史上初の防衛を決めた藤井は、出席した関係者ら約20人を前に「このようなお祝いの会を開催していただき、大変うれしく思います。今期は3連勝で防衛することができましたが、第2局や第3局では自信の持てない局面も多く、厳しい戦いだったと感じています。しっかり反省して来期につなげていきたい」と謝辞を述べた。

 また、師匠の杉本昌隆八段とともに、千日手となった第2局(5月15日)の大盤解説も行った。杉本から「対局(の棋譜)を覚えているものですか?」と問われると「覚えているかと言われれば、覚えていないと思います。序盤の細かい手順などだいたいの流れとしては覚えているんですけど、端歩を何手目に突いたとかは忘れている」と意外な回答が。杉本は「我々の業界は40代を超えると(記憶力が)ガクッと来ると言われている。きのうの将棋も忘れてくる。あと30年ぐらいしたら分かってくると思う」と返し、沸かせた。

 会場には、藤井が今月22日に順位戦A級の開幕局で激突する日本将棋連盟の佐藤康光九段が会長として出席。新設される名古屋将棋対局場のオープンの日でもある。藤井は「自分にとっても初めてのA級の対局になりますし、1年かけて戦っていく上で1回戦は大きな意味を持つ。しっかり臨みたい。対局場の最初の一つになるということで、うれしく思いますし、どのような対局場になるのかも楽しみ」と声を弾ませた、。一方、佐藤は「対局場のこけら落としの初めての対局で、藤井五冠と対局させていただけて非常に光栄。自分なりに精いっぱい頑張りたい」と話していた。

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